WANTED! 尾田栄一郎短編集のあらすじ・作品解説
WANTED!尾田栄一郎短編集は、1998年11月に集英社のジャンプ・コミックから発行された短編集である。作者は1997年より週刊少年ジャンプにて2015年にはコミックス累計3憶冊を突破した大人気漫画「ONE PIECE」を連載した尾田栄一郎である。 単行本には、1992年下期手塚賞準入賞受賞作品で表題作の「WANTED!」、月刊少年ジャンプオリジナルに1993年に掲載された「神から未来のプレゼント」、第104回ホップ・ステップ賞に入選した「一鬼夜行」、ONE PIECEと同じ世界感で後に主人公がONE PIECEに登場した「MONSTERS」、1996年に週刊少年ジャンプに掲載された「ROMANCEDAWN」が収録されている。このROMANCEDAWNはONE PIECEのプロトタイプとも言うべきもので、主人公のモンキー・D・ルフィーや食べると体がゴムのようになる不思議な木の実などの設定が本作にも描かれている。
WANTED! 尾田栄一郎短編集の評価
WANTED! 尾田栄一郎短編集の感想
流石は尾田先生
wanted強そうに見えないのがいい。まずこの主人公はやる気のない感じで逃げることも躊躇わないような卑怯なやつ。だからこそ好きになれると思います。たまに見る主人公をやたらカッコよく描いて成果もパーフェクト。少女漫画なら女子ウケがいいかもしれませんが、少年漫画はギルぐらいのやつの方が男女問わず受けがいいと思います。特に本当の悪党ではないんですよね。初めの部分に書かれてましたが、やられるからやり返すだけで、ただの人殺しではない。なんか卑怯者みたいになってますが、そこのところがあるのとないのとでは全然違います。こんなやつでもカッコよく見えますよね。尾田先生らしくお笑い要素もあるので、読んでても飽きない。ストーリーもまぁ最後は勝つだろうとは思ってましたが、あんな勝ち方は予想できなかったです。いつも予想は当たらないのが尾田先生。あんな小さなピストルでそこまで飛距離があるのかは分かりませんが。敵を狙って...この感想を読む
大秘宝”ワンピース”とはなにか
「ONE PIECE」はたくさんの伏線をはりながら物語が進んできている漫画だと思う。いまだに回収されていない伏線も多くこれから先の展開がとても気になる作品だ。今回はたくさんの疑問点の中からタイトルにもなっているストーリーの中での「ワンピース」とは一体何なのかを考察してみる。まだ、ストーリー中では海賊王「ゴール・D・ロジャー」が残したといわれている大秘宝のことを”ワンピース”と呼んでいるがどこにあるかそれが何なのかははっきりと書かれたことはない。私は物語の進み方として「”ワンピース”=一緒に航海してきた、仲間たちとの絆」なのではないかと考え始めた。この物語では敵と戦う際に、仲間全員で戦いそして勝利するという流れが多い。そして、主人公「モンキー・D・ルフィ」が戦いに負けてしまうときは必ずと言っていいほど一人で戦っている時なのだ。このことから、”ワンピース”とはどんな財宝よりも価値があり、どんな財宝より...この感想を読む