日ごとに未来は少しずつ暗くなってくる。 でも過去は一番忌まわしい事さえ明るく輝くの
サリー・ジュピター
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まずはドクターマンハッタンこの映画が他のアメコミ映画と違って異色であることの理由の一つとして、ドクターマンハッタンの存在が一番に挙げられる。アメコミというのはほとんど全てと言っても過言ではないほど展開が同じで、まず超人的な能力を持った主人公が現れる。もしくは何かの拍子にさえない主人公が超人的な能力を手にする。そしてそれに対抗するように同じレベルの能力を持った適役が現れて、彼らと対決することになる。なんとか敵を倒してハッピーエンド。そういった展開以外にない。しかし「ウォッチメン」では後半が違うのだ。まず初めに超人的な能力を持った主人公たちが出てくることは他のアメコミと同じだ。厳密に言うとここでも少し違って、ヒーローが超人的な能力を持っているということに関して、それをスクリーンの向こうにアピールするような演出がない。まあ超人的なヒーローが出てくるのは当たり前だよね、といったくらいにしか描写...この感想を読む
ある日、ヒーローが一人殺された。登場するヒーローは全員オリジナルの、同名アメコミが原作です。特徴的な設定と出だしから始まる物語ですが、ボブ・ディランの「The Times they are a-changin’(邦題:時代は変わる)」を聞いているうちに、すぐに世界観に引き込まれ、これまた特徴的な、主人公的立ち位置であるヒーロー・「ロールシャッハ」の魅力に、惚れ込んでいくのにはそうかかりません。映画そのものが2時間43分と非常に長いのも特徴ですが、変に上下編に分けて物語の流れを切らず、一本でまとめたのはかなりの英断だったと思います。時間は長いですが、ボブ・ディランのほかにもジミヘン、サイモン&ガーファンクル、マイ・ケミカル・ロマンスなど、名曲が多数使用されているほか、シナリオがもつ、視聴者を引き込む力などのおかげで、あまり疲れずに見続けることができます。非常に内容の濃い映画ですが、あえて挙げるならヒーローがみんなカ...この感想を読む
サリー・ジュピター
コメディアンが死んだことを伝えに来た娘と話したときに言ったセリフ。
ロールシャッハ
オジマンディアスが沢山の死者を出すことで世界中を騙し核戦争が回避されようとしていた。真実を伝えに行こうとするロールシャッハをナイトオウル2世が呼び止めたときに言ったセリフ。