劇場版 MOZUの評価
劇場版 MOZUの感想
百舌の叫びは止んだのか
百舌の叫びは止んだのかゼロ出身の公安のエース・倉木尚武(西島秀俊)はある時同じく元公安の妻・倉木千尋(石田ゆり子)を白昼のテロにより死亡したその死の真相を探る為に自ら捜査を始める、そして大杉警部補(香川照之)も倉木警部と共に爆弾テロ事件を追う。その頃公安部の明星巡査部長(真木よう子)はプロの殺し屋・新谷和彦(池松壮亮)を追っていた。数年前に妻・倉木千尋が参加していたグラークα作戦、都市伝説となっている人の夢の中に現れる「ダルマ」この事件はあまりに闇が深すぎる…。倉木警部は真実まで辿り着けるのか、そしてその真実は望んでいたものなのか…。映像化不可能と言われた逢坂剛氏のハードボイルド小説「百舌の叫ぶ夜」を原作にTBSとWOWOWの共同制作により連ドラ化、そして劇場版へと続く同作品の連ドラはシーズン1、2と制作されたちょっとした大作、2012年に二週に渡って放送された香港映画「インファイナル・アフェア」...この感想を読む
MOZU~考察~
MOZU~秘められたメッセージ~WOWOWとTBSの共同制作。そして圧倒的ビジュアル。ドラマから話題になっていた作品ですが、1話完結ではないところや、内容そのものが難しいと賛否もありました。では、MOZUという作品。そこに秘められたメッセージを今回は原作は外して考えてみようと思います。結論としてMOZUの世界は現実のフィクションであり真実なのです。 今作でついに登場したダルマ。現代の日本はアメリカに支配されています。それは皆さんもなんとなく想像できるかと思いますが、ダルマはアメリカではなくその裏にいる資本家という存在なんです。 今の世界は資本家に支配されているからこそ一般人に、倉木たちに《正しい情報》つまり本当の真実が流れてこないのです。また、終身雇用といった企業が守ってくれる時代はすでに終わりをむかえ、個人の時代が、自己責任の時代がやってきました。だからこそ倉木は一人で真実...この感想を読む