キサラギのあらすじ・作品解説
キサラギは、2007年に公開された日本の映画である。佐藤祐市が監督を務め、「ALWAYS 三丁目の夕日」でも脚本を担当した古沢良太が脚本を担当している。出演は、小栗旬、ユースケ・サンタマリア、塚地武雅、香川照之、小出恵介など。 自殺したとされている売れていないアイドル・如月ミキの一周忌に、ファンサイトで知り合った5人の男たちが集まり、彼女の追悼会を行う。だが、ユースケ・サンタマリア演じるオダ・ユージが、如月ミキの死因は自殺ではなく他殺だと言い出したことから、事態は急展開し、男たちは如月ミキの本当の死因について推理を始める、というのが、あらすじである。 いわゆるワンシチュエーション映画で、話がほとんど全て一室のみで進んでいく。死因の推理とともに、それぞれの男たちの正体も明らかになっていく。 なお、この作品は、第50回ブルーリボン賞と、第31回日本アカデミー賞・オールナイトニッポン話題賞を受賞している。
キサラギの評価
キサラギの感想
何度も観れる舞台
箱舞台ビルの一室に集まった如月ミキのファンである5人の男たちが織りなす物語で、事件の証言ビュー以外はそのビルだけが映されていくワンスチュエーションものである。ワンスチュエーションものでも、カットを積み重ねていくタイプもある中で、本作は積み重ねていくというより、ビルの一室という舞台を様々な角度で描写するタイプで、映画というより舞台をみせられている感覚であった。特にそういう印象を引き立てたのはセリフ量であった。映像でみせていくのが映画的であると考えるならば、このセリフで紡いでいく手法は舞台的といえる。逆に生の舞台でこの5人の掛け合いを観てみたいものだ。それだけにこの5人の掛け合いは面白かった。こういったセリフがものをいうみせ方をする場合、役者の力量不足では単なる三文芝居になりかねない。しかし、本作はたまに芝居が極端すぎる粗も含めて、5人ぞれぞれの役割をパワフルに発揮し、成功を収めたから、面...この感想を読む
引き込まれるように観てしまう作品
簡単に言うとアイドル「如月ミキ」が亡くなり、その一周忌にファン5人が集まって彼女について語るだけ。なんだけど、サイトでしか交流のなかった5人が語っているうちに彼らの私的なことが出てきてお互いが「如月ミキを殺したのではないか?」と疑い始めるというお話。1室に男5人、それも暗い密室のようなところでアイドルについて語っている姿は正直異様です。みんな喪服だし、部屋は暗いし…腹の探り合いをしている姿もなかなか面白いです。ユースケ・サンタマリアさんや香川照之さんが出ていたので気になり映画を観たんですが、思っている以上に引き込まれてしまいました。
思ってた以上に引き込まれました☆
先に“大洗にも星は振るなり”を拝見して、舞台劇が映画になったようなものもとても面白いんだなぁ。と感じたので、こちらも拝見してみました☆“キサラギ”も、基本的に5人の登場人物が密室の中で、何故アイドルが死んでしまったのか!?とう事について、色んな説を出し合っていく。。というストーリー展開!大洗と似ていましたが、役者陣やシナリオも全く違うので、また違う形で楽しめました☆個人的には香川照之さんの演技が本当に素晴らしかったと思います☆ 掛け合いの中には笑えるポイントがいくつも交えてあり、一気に拝見することができました☆しいて言うなら、如月ミキは最後まで顔出し無しでよかったかも。。と思いました。幻想のままであって欲しかった。
キサラギの登場キャラクター
オダ・ユージ
よみがな:オダユージ ニックネーム:デブッチャー 性別:男 国籍:日本 住まい:東京 性格:ストレスに弱く思い込みが激しい ポリシー:服装や言葉使いに厳しい 特徴:織田裕二に憧れていて、マネージャーのストレスで55キロ痩せてしまった。 癖:太っていた時のなごりで、ハンカチで汗を拭く。 物語上での目的:如月ミ...