機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛のあらすじ・作品解説
「機動戦士Zガンダム星の鼓動は愛」は2006年の3月4日に公開された日本の劇場版アニメーション作品である。上映時間は99分で、政策はサンライズが担当している。原作は、1985年から1986年にかけてテレビ名古屋などで全50話が放送された機動戦士ガンダムシリーズの「機動戦士Zガンダム」である。制作は同じサンライズでどちらも富野由悠季が総監督を担当している。本作はこのテレビ版放送20周年作品として制作されたもので、2005年5月に公開された第1弾「機動戦士Zガンダム星を継ぐも者」、2005年10月に公開された第2弾「機動戦士Zガンダム恋人たち」に続く第3弾で、3作を合わせて「機動戦士Zガンダム A New Translation」シリーズと呼ばれている。 物語は、初代起動戦士ガンダムの続編となっていて、その7年後を舞台に地球連邦軍のエリート部隊「ティターンズ」と反地球連邦「エゥーゴ」の戦いに巻き込まれた民間人カミーユ・ビダンの戦いを描き、テレビ版の再構成となっている。
機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛の評価
機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛の感想
Zガンダム最終版が出ました。
本作品は映画化されたものをブルーレイにしたもにです。ブルーレイなので映画と同じ感覚で楽しむことが出来ます。まさにスペシャル版です。今回はZガンダムの最終章になります。シロッコとの戦いに幕を下ろすことになります。まさに一番Zガンダムで一番感動する場面です。その場面をなんとブルーレイの高画質で楽しむことが出来ます。本作品でZガンダムも最終章になるのですが、タイトルの通り、星の鼓動は愛です。愛で全てが救われます。これはなんと素晴らしいのです。この場面は昔ではあまり綺麗ではなかったので、今回のリメイク番はとにかく綺麗です。是非、この素晴らしい作品を見てみて下さい。
異なる宇宙世紀本編の結末。
Zガンダム新訳劇場版の第3弾は、ハマーン・カーン率いるアクシズが紛争に介入し、地球圏での混乱に拍車がかかっていく。しかしながらTVシリーズとは全く結末が異なっており、これによって多くのキャラクターが生存することとなった(勿論、戦死してしまうキャラクターもいる)。作画に関しては前2作同様、TV版からの転用部分と新作パートとのギャップが激しく、違和感を払拭することは難しい。予算の都合もあるだろうが、やはり全編新規作画で製作されていればもう少し評価は異なったのかもしれない。そして話の展開について結論から言ってしまえば続編のZZ、そして後のUCにはつながらないエンディングとなっているため、TVシリーズのアナザーストーリーとして解釈するのが無難かもしれない。
カミーユが精神崩壊しないラスト
TVシリーズの33話~最終回までをまとめた劇場版第3作。終盤は主要キャラがどんどん死んでいく「皆殺しの冨野」ぶりを発揮しており、見どころ十分。因縁であったカミーユとジェリドの決着もつき、シロッコがカミーユによって倒されるというのはTVシリーズのまま。しかしそれからの展開は違うものとなり、シロッコの最後の力によってカミーユが精神を崩壊させられるといったことはなく、綺麗な形でのトゥルーエンドへとストーリーが作り変えられている。この終わり方はZガンダムの続編であったZZへ繋がらなくなるため、公式にZZが否定されたようで個人的には少し寂しく感じてしまった。