墓場鬼太郎のあらすじ・作品解説
墓場鬼太郎は2008年1月10日から3月20日にフジテレビ系列の深夜アニメ枠『ノイタミナ』他で放送された全11話のアニメである。 原作は水木しげるの貸本版『墓場鬼太郎』で、オープニング映像には原作漫画が流用されている。キャラクターや世界観も原作の貸本版に準じているため、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』とはかなり異なる怪奇漫画風になっている。 美術ボードの倉橋隆やCGディレクターの森田信廣は『モノノ怪』の美術で、和紙のような独特の雰囲気が出ている。 声優陣はゲゲゲの鬼太郎の第1~2シリーズを担当した野沢雅子(鬼太郎)、田の中勇(目玉親父)、大塚周夫(ねずみ男)である。 昭和30年代の日本、戦後の高度経済成長の中で日々生きる人々。そこで生きる幽霊族最後の鬼太郎と、鬼太郎と共に住む男、水木や寝子などの周りの人間や妖怪を巻き込んだり巻き込まれたりするダークな日常ものだ。各1話完結型で随所に水木しげるの哲学を見ることができる。
墓場鬼太郎の評価
墓場鬼太郎の感想
リモコン下駄も髪の毛針もない鬼太郎
「霊毛ちゃんちゃんこ」がなければタダのひねくれた子供生きながらにして地獄を行き来できる霊毛ちゃんちゃんこという特殊アイテム。これを偽鬼太郎に奪われたとき、目玉の親父の台詞でお前は霊毛ちゃんちゃんこがなければタダの子供だ、という台詞がある。ゲゲゲの鬼太郎には様々な特殊能力や必殺技があるけどそれは人間に悪さをする悪い妖怪を退治するヒーローを退治するためには必須のアイテムだよね。墓場鬼太郎においては非力な子供。むしろ、大人に養ってもらわなければ飢え死にしてしまう、か弱い存在なのだ。幽霊族だからって不死身ではないし。不死身でないから、人に頼るしかないわけで。それもかつて幽霊族を絶滅にまで追いやった人間に、だよ。人間から忌み嫌われようと、不気味がられようと、生きぬくためには人間と共存していかなくてはならないわけ。自分が発端で水神を怒らせ、育ての親である水木が巻き込まれ、死ぬ瞬間に鬼太郎と水木が目...この感想を読む
墓場鬼太郎の登場キャラクター
ねずみ男
よみがな:ねずみおとこ 年齢(作品時):約360歳 身長:160cm 体重:49kg 性別:男 国籍:人間と妖怪との間に生まれた半妖怪 性格:欲に目が眩みやすい 特徴:黄色い衣に身を包んだ、ねずみのような顔の男 特技:吐く息は臭く、その息にかかると十メートル先のハエも落ちる 本名:根頭見ペケペケ 学歴:おばけ大学の不潔...