自分を救えるのは自分だけだぞ
鳴海歩
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スパイラル~推理の絆~は、原作を城平京、作画を水野英多がつとめた漫画作品である。1999年から6年にわたって「月刊少年ガンガン」で連載された。 主人公は、高校1年生の少年・鳴海歩。新聞部の部長であるヒロイン・結崎ひよのとともに、「ブレード・チルドレン」と呼ばれる優れた能力を持つ少年少女たちの謎に挑む、また歩の兄・清隆と歩の心理的な葛藤が描かれた物語である。サブタイトルに「推理の絆」とあるように、物語の序盤はミステリー要素を多く含んでいた。 スクウェア・エニックスから全15巻が出版されており、累計発行部数510万部を超える人気シリーズである。また「スパイラル・アライブ」のタイトルで、外伝的な漫画作品も出版されている。外伝制作秘話やキャラクターの裏話をまとめた解説本や、この作品を中心とする作画担当・水野の画集なども出版されている。漫画を原作にドラマCD化やノベライズ化などがされており、2002年にはドラマCD版から声優陣も一新され、テレビ東京系列でアニメ化された。
本格推理と心理戦から学園コメディと人類の希望を考察できます物語は主人公の鳴海歩を中心に、月臣学園高等部などが舞台となっています。ブレードチルドレンといわれる存在や天才の兄との戦いを巡って物語が進んでいきます。構成としては、序盤が「推理マンガ」、中盤が「心理バトル」、11~15巻が「クローンや人類の起源」などテーマが変わっていきます。序盤の名探偵コナンや金田一少年〜みたいな事件、解決の展開から、ブレードチルドレンを巡る戦いに移っていくスピード感が面白いです。この作品以降、従来の事件から解決といった流れではなく「変わった推理物」が出てくることになるのですが、スパイラルが原点かもしれません。「推理物」と思って読むと予想を裏切られます。前半はそれなりに「推理物」ではありますが、ストーリーが進むと、推理対決、心理戦、頭脳戦、火器やライフルなどの銃撃戦にも発展していきます。カノン・ヒルベルト戦が面...この感想を読む
したいことをするということ14巻を初めて読んだときの衝撃を、今でも覚えている。いや、11巻辺りから驚いてはいたのだ。推理ものを読んでいたはずが、突然造物主だの救世主だのというファンタジーな単語が飛び出してきた。それでもあとがきを読んで、現実の宗教戦争とさして変わらないな、と結論を出して読み続けていた、さなかの突然の主人公クローン宣言。素で「は?」と声が出た。しかも結末が絶望的だ。これは大団円はありえない。それどころか絶望的な、どうしようもない終わり方だって十二分にある。思い切りがよすぎだし、よくガンガン編集部もGOを出したなあ、と思ったが、あとがきを読んで更に笑った。歩がクローンだって編集者にすら話してなかったんかい! それまでの実績があったから許されたことではあろうが、もはや一種のテロである。とまあこんな調子で、原作者はひたすらにこの作品の中で、したいことを貫き続けた。あとがきでも宣言して...この感想を読む
ガンガンで連載されていた城平京先生と水野英多先生による作品です。学園推理漫画といった感じで主人公は見た目はもちろん頭もよく事件に巻き込まれることの多い鳴海歩。天才的な存在として知られる鳴海清隆の弟であり、その才能も似ているが似ているからこそ清隆になにもかも奪われてきたことを悲観しています。推理漫画であるため警察なども出てきますが、あくまでも中心となるのは歩やその他の学生たちです。そのメインキャラたちも探偵など特殊な職業についているのではなく学生として、ある1つの事柄のために事件に関わってきます。淡々と事件を解決するのではなく、ブレードチルドレンというキーワードを元にした事件が次々と起こりそれを解決することが最終目的となります。コメディ要素もありつつ推理として楽しむこともできます。推理ものとして少し難しい部分もあるからこそ何回読んでも楽しむことができ、いくつになっていても読んでいたいなと思...この感想を読む
よみがな:なるみあゆむ 生年月日:12月1日 年齢(作品時):16 血液型:AB 星座:いて 性別:男 所属:月臣学園 性格:協調性がない 特徴:もみあげ、ピアス 趣味:料理 トラウマ:何をしても兄・清隆の劣化コピーのようになってしまう
よみがな:たけうちりお 生年月日:10月26日 年齢(作品時):17歳 血液型:AB型 身長:144㎝ 体重:45㎏ 性別:女 所属:ブレードチルドレン 特技:爆弾に関すること 好きな食べ物:網目模様のマスクメロン
よみがな:なるみまどか 生年月日:2月2日 血液型:A型 星座:みずがめ座 性別:女 国籍:日本 所属:警視庁 性格:プライドが高い 旧姓:羽丘 髪型:黒髪ロング
鳴海歩
歩の寿命が残り少ないとわかり、それによって希望は死ぬといわれた時の歩のセリフ。
鳴海歩
鳴海歩が対決するブレードチルドレンに、 最後のゲームとして、 命がけの勝負を挑まれた時。 挑んできた竹内理緒に対して。
鳴海清隆
アイズ=ラザフォードのモノローグ。 負けた鳴海歩を回想して。