1時間という短時間映画に笑いあり涙ありの名作！ - ポテチの感想

東日本大震災から復興を目指す仙台の為に、仙台を舞台をした作品の多い原作：伊坂幸太郎×監督：中村義洋×主演：濱田岳の名トリオが送る極上の感動ストーリー。 ポテチの原作である伊坂幸太郎さんの作品は、短編小説なのでよくある無理にストーリーを引き延ばして2時間くらいにするわけではなく、本編が1時間くらいと短時間で終わらせているあたりが原作へのリスペクトを感じます。しかも、1時間とは思えない程内容が濃い。笑いあり、涙ありと内容が凝縮されており、さすが名トリオ抜群の相性を感じます。 この映画で初めて木村文乃さんを見ましたが、雰囲気のある良い女優さんですね。今後の活躍が期待される吸い込まれる演技は◎です。中村義洋組常連の大森南朋さんの押さえた演技も渋くてしびれる。ワンポイント竹内結子さんがノンクレジットで出ている個所は分かったら、かなりの通です。 そして音楽もこれまた中村義洋作品の常連である齊藤和義さんの音楽も映画と絶妙なケミストリーを醸し出し、映画を盛り上げてくれています。 賞レースなどには全く縁がなかったこの作品ですが、個人的には2012年No,1映画だと思います。