綺麗な関西語を学びたい方にお勧めください 半世紀の時をワープして
小津安二郎監督の作品で品のある人を見たいと思ったら、ぜひこれをお召しくださいませ。 1961年に取られた映画です、日本の大女優がお揃いです、原節子、次女に新珠三千代、司葉子、その父に中村鴈治郎。 半世紀前の日本があります。ごらんあれ。 綺麗な言葉と綺麗なしぐさと綺麗な無駄が沢山あった頃の日本です。 綺麗な京都弁と綺麗な大阪弁が聞ける、それだけでも価値が在るので、綺麗な言葉を使いたいお方には,ぜひお勧めくださいませ。 昔は何処の町や地方には造り酒屋がありました、味噌、醤油屋もありました。この物語の舞台は 京都の伏見の作り酒屋、戦後日本人は酒が好まれなくなって酒屋は将来を案じています。大きな会社と共同経営にしょうか、どうやって行こうかと思索している大ピンチ状態、ここらへんは何処の家も大変やなぁと同感同感と頷いている自分が居ます。 三人の娘たち、嫁に行ってる娘、勤めている娘たちの里帰り風景。 で、最後はおとーちゃんは死んでしまうのですが、残った家族はとーちゃんはやるだけの事はしてたんだと、とーちゃんを懐かしむというお話です。 そんでもって、何処も同じやと大きく満足してしまう観客の私でした。
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