ガンダム00を分析してみた - 機動戦士ガンダムOO[ダブルオー]の感想

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機動戦士ガンダムOO[ダブルオー]

3.503.50
映像
4.00
ストーリー
3.17
キャラクター
4.00
声優
4.33
音楽
3.67
感想数
3
観た人
3

ガンダム00を分析してみた

4.54.5
映像
4.0
ストーリー
3.5
キャラクター
4.5
声優
3.5
音楽
4.0

目次

ガンダム00の新作

このアニメの新作はほんとうに出てほしいと思っている。キャラクターの個性からストーリーまでファンには魅力を感じられる部分がたくさんあるからだ。作品自体は違うがお台場に見に行きたい人もいるはずだ。アニメに全く興味を持っていない人でも有名になってきているし、一度は聞いたことがある人も増えてきているように思う。アニメが急激に大衆化してきている現代では一つのロボット作品の有名になった作品として上げられている。作画から映像技術を見てもかなり日本のものはレベルが高いと思っているので、これから始めてみる人、技術と芸術自体に興味がある人でも絶対に楽しめる。なぜなら楽しめるように分かりやすい内容になっているからだ。お台場も写真をとりに来ている人、なんかしらないけどとりあえず記念にとっておこうと考える人、両方いるのだ。一つのシンボルとして成り立っていくことで今後も人気が上がっていくだろう。

行政をぶっ壊す

テロはいったいなんなのか、何をもってテロと定義するのか。難しい問題なのだ。もし、自分のまわりの人が殺されたらどうするだろうか。法でさばけなければどうすればいいのか。差別、不平等があればどうすればいいのか。このアニメを見て難しい問題につねにぶち当たる。このアニメでは必ず革命派の連中が出てくる。彼らはその世界を自分たちが変えて、戦争をなくそうとしているのだ。そのやり方が戦争という矛盾してるように感じるが。だが、子供のような彼らが国を変えようとするときにはとても大変だ。さまざまな、タイプの機体が出てくるがガンダムがやばいほど強いので、圧倒的な戦力差がある。なにせ、機動力が全然違うのだ。軍の攻撃があたらないのだ。このアニメはほんとに毎回、毎回攻撃の制度が変わってくるので、そこに焦点をあててみるとよい。中東情勢の悪化による各国の攻撃はアニメだけの世界ではないのだ。現実世界でも紛争などさまざまな危険がある。攻撃がどんどんハイテクの装備を備えたものになっているため、もはや人間の技術レベルを超えている。いつになるかわからないが、ビーム攻撃できる可能性はあるだろう。武器にはビーム攻撃だけでなく、ミサイル、ビームサーベルもあり、ばりえーしょんは豊富だ。

キャラクターが鍵

主役はとにかく固定概念にこりかたまっている。戦争は悪、自分の国をめちゃくちゃにしたやつらを許さない。ガンダムに乗り理由を探し、自分の在り方を考えている。人を殺し、仲間が死んでいく中で自分の道を進んでいく。人に対しての憎しみやねたみ、怒りが行動に現れているため、革命家の恐ろしさを想像してしまう。例えば、王女と話したときに王女は必死に今の政治情勢について語り、議論をかわそうとしているが、彼は聞く気を持っていない。それは彼には仲間たちが殺されたというのもあるが、自分の使命はこうだと決めているためだと思われる。一方でその仲間たちも恨みと自分を戦わせているように感じられるシーンがたくさんある。

戦争を感じて

自衛行動によって起こる戦争も政治にかなり関係している。そこでしっかりと焦点を当てて、見てみると戦争は政治だけにあてて考えられるものではない。人間が当然絡んでいるのだから、感覚的、感情的な原因があるのである。昔あったたくさんの戦争で大切だったのは宗教と正当性が感情的理由であった。ままた領地やほしい宝があったのだろう。宗教が絡んでいた戦いでは、背後にたくさんの欲望と政治的目的があったのだ。完全に感情的目的と自国利益が絡んでいると言えるだろう。戦争による復讐心はあとをたたない。それは正義による戦争と紙一重の感情であるからだ。歴史を、封建制度のもとでなりたった民主主義が、暴走と欲望によって起こるのが戦争である。しかもそれがほとんであったのだ。例えばわれわれの現実世界で言うところの昔の十字軍遠征もそうであった。ほかに最近の例をあげれば9.11のアメリカでのテロ。そのあとまさかの米軍の投入があった。イラクへの進軍に至るまでの経緯は感情的な要因もあったように感じる。怒りや憎しみ、ねたみは戦争の原因になりえるのだ。この感情に起因して起こる国同士の争いが戦争となのだ。どちらかが屈服させ、恐怖を与えることもまた戦争の目的であるかもしれない。それは歴史に刻まれ、年が経てからも宗教戦争を起こそうとする人たちもいるのだ。また戦争自体が戦争であるが故に肯定してしまう戦争愛好家の心理も感情による目的の範疇に入るかもしれないのだ。政治的目的と感情的目的は常に絡み合いながら成立する可能性も考慮すべきだ。第2次世界大戦において人が宗教指導のように自分に従わせ、正当性を主張して戦ったのだ。どの国でもプロパガンダによって敵対心を植えつけられている。。復讐のもとに行われる戦争も必ずといっていいほど政治的目的もまとわりついている。むしろ政治的目的と感情的目的が一致を見せたときにこそ戦争は集団に消費され、勃発するのである。

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