AB!の考察
まず個人の感想
Keyが誇るだ~まえこと麻枝さんのオリジナルアニメ化作品。設定はよく面白いがやはり
彼のシナリオはアニメ1クールでは足りない。
最後のかなでが音無の心臓をもらったというどんでん返しは、
この世界に来るのに時間は関係ないという設定が急すぎてオチとしては
残念と言えます。
作中の舞台 死後の世界
この作品の舞台 死後の世界。そこにおいて「人生」をテーマに語られる物語だが、もう一つ裏のテーマとして「青春」というのも見て取れる。例えば学生時代にあんなことやこんな事をしてみたかった。それは大人になった人から見れば後悔の一つかもしれないが、それがこの作品では「死後の世界」だからなんでもあり、ハチャメチャな物語も出来る。死なないから問題なしと
普通なら出来ないこと。それが描かれている。学校で授業をサボるはあたりまえ。学園で組織を作り、男子なら一度は妄想する中二病のような銃を使って校内で誰かと戦ったり、色々な学校行事に仲間と参加したり、むちゃぶりに振り回されたりとか、大抵の人が一度は夢見た楽しい友人達との
学園生活が描かれている。神への反抗という名目がありながら、やるのは学内での少し行き過ぎた程度の内容とかが多く、青春時代の馬鹿騒ぎという内容が見て取れる。
アニメではすでにSSSが結成されてしまっているが漫画やムックでSSS結成までや結成からのメンバー集めなど色々な話が描かれているが、そこでも天使(奏)との戦いがメインでなく、学校行事に色々乱入したりとか協力したりとか準備段階な感じがあるが、これはこれで祭りより祭りの準備の方が楽しいという感覚で、描かれている。12話で入江が成仏する時に「毎日が学園祭みたいで楽しかった」といってる事から、SSSのメンバー達もそういうのを楽しんでいた人がいた傾向も見て取れる。
この世界に二度来ることはあるのか?
作中で最後まで議論となった、11話から登場した影を生み出した人物。それはNPC化した音無ではないのかということ。
これは11話で最後は耐え切れず自分をNPCと化したと青年は語ってる事と、最後にかなでに消えて欲しくないと願った音無の行動から可能性は高いとも言える。
BD最終巻のIFストーリーで音無はあの世界に残るが、これが本来麻枝さんの最初にあげたシナリオだが監督が最後はハッピーENDにしたいからと書き直したと語っている。それだからあの最後のCパートが変なのだ。あれだけ泣いて、消えちゃった。じゃあ自分も消えて転生して会いに行こう!なんていうのは変すぎでしょう。いままでの麻枝作品お約束のループを考えると、あのIFストーリーが本筋で待ち続けた音無が耐え切れずNPC化したというのは筋が通る説である。しかしとなるとNPC音無 人間音無とあの世界に二人いることになるが、これもあの世界に来るタイミングはあやふやで、音無より後に死んだかなでが先に来たり、学校を知らない椎名さんが来てることから時間という概念自体ないに等しいと考えられる。となると、作中での音無や奏が来る前に別の世界線の奏が一回来て二人はあえて転生出来たのではないか。それにSSSの皆も消えて自分達を知る者はいなくなってしまった(作中内登場人物のみでモブの人間には知ってるのは残ってるかもしれないが)とある意味条件は揃っている。
そこから物語本編の音無とかなでが来て また繰り返してとなってしまうが、メタ視点で考えればループものが得意の麻枝作品としてはこれでもありではないだろうか?
AP(エンジェルプレイヤー)を作ったのは誰か?
作中のもう一つの謎エンジェルプレイヤー(通称AP)を作ったのは誰か?死後の世界を改変出来てしまうソフト。これこそ神ではないかというこの存在。(BD特典のドラマCDで生前まで操るのはあれはネタですの本編の能力とは無関係の可能性が高い。解析を続ければそこまでいけるかもしれないが作中ではそこまでいってない)影事件においてゆりが天使のを壊しても備品としてすぐに補充されてしまうというような事を言っていたことから、この世界に元々あったものと考えられるが、もう一つの説として作った音無が作った、または作った者がいないのではないかという説。
有力なのはかなでが消えた後の音無が作った。ギルドの跡地またはかなでの部屋のソフトを回収して解析して作った。またはコピーした。そして世界を改変できたが奏を待ちきれずNPC化。作った者がいない説は、この本編は永遠に続く物語の一コマと考え、放映された時のを音無1かなで1と仮定して1が消えた事によりまたSSSが結成 音無2かなで2もそこにいてかなで2は1の遺産のAPを発見して使う。成仏AP残るかなで3がAPを発見して使うという作中を物語の一コマとして見た場合に作った者がいないとなるがこれも時間という概念において現在が存在する時点で過去も存在しているという仮定であり始まりがないという説を前提に考える事ができる説となる。
APをかなでに渡しのは?いつから使っているのか?
有力な説がNPC音無(または代理)またはかなで本人が発見した。
NPC化した音無が渡した説。これは音無がもしかなでがこの世界にきたら渡して欲しいと
プログラミングしてNPC化して、かなでに渡した。かなでも本編で心臓を指すまで音無が提供者と知らなかったわけですし、NPC化で風貌が変わっていたら本編の音無と結びつかなくても納得がいく。
二つ目のかなでが発見した説。備品として扱われていたなら、もし何かの偶然で見つけてしまった説。これもあるが他のNPCや人間に見つかる可能性が高いためにかなり無理がある。個人的には上記で描いたNPC音無かその代理が渡した。タイミング的には生徒会長になったあたりが考えられる。心臓移植が必要だったほどだからかなでがこの世界にきていきなり満足に学校生活をおくれるわけもなく、普通の学生時代があったと考察してそれで段々消えていく周りと自分の使命みたいなものを感じ生徒会長になったが、うまくいかずその時にAPを手にして、今の生徒会長として抑止力としてAPの力を手に入れたのではないか?二つ目のかなでが発見した説。備品として扱われていたなら、もし何かの偶然で見つけてしまった説。これもあるが他のNPCや人間に見つかる可能性が高いためにかなり無理がある。個人的には上記で描いたNPC音無かその代理が渡した。タイミング的には生徒会長になったあたりが考えられる。心臓移植が必要だったほどだからかなでがこの世界にきていきなり満足に学校生活をおくれるわけもなく、普通の学生時代があったと考察してそれで段々消えていく周りと自分の使命みたいなものを感じ生徒会長になったが、うまくいかずその時にAPを手にして、今の生徒会長として抑止力としてAPの力を手に入れたのではないか?
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