偽物のほうが圧倒的に価値がある そこに本物になろうという意思があるだけ 偽物のほうが本物よりも本物だ
貝木泥舟
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「偽物語」は2012年1月から3月にかけて放送されていたテレビアニメである。前作「化物語」の正式な後日譚であり、主人公阿良々木暦の二人の妹、ファイアーシスターズこと阿暦々木火憐と阿暦々木月火の二人を中心にした物語である。 中学校で流行ったおまじないをなんとかしようと奔走する内に詐欺師貝木泥舟と彼の扱う蜂の怪異に巻き込まれていく火憐を描いた「かれんビー」が全7話、月火と彼女に取り付いている不死鳥の怪異を倒そうとする陰陽師影縫余弦に挑む阿良々木暦を描いた「つきひフェニックス」が全4話、系11話となっている。 オープニングテーマは戦場ヶ原ひたぎの「二言目」、阿暦々木火憐の「marshmallow justice」、阿暦々木月火の「白金ディスコ」と「化物語」と同様にキャラクターたちが歌うものとなっている。エンディングテーマはClariSの「ナイショの話」が起用された。なおこの曲の作詞作曲を担当したryoは「化物語」のエンディングテーマ「君の知らない物語」も担当していた。
偽物、本物について本作はシリーズ1作目の化物語に続き、数いるヒロインの内の可憐と月火についてスポットをあてた作品になり、共通して『偽物』、『本物』が題材となっており、その正当性や価値観について描かれた作品であり、考えさせられることが多くあります。特に可憐シナリオでは正義といった曖昧な物についての偽物、本物について語られているのでとても興味深く視聴することが出来ました。本作では『強い』といったことは物理的な強さのことを描かれていますが実際の強さとはもっと種類が多く、一括りにできるものではないのですが本作では分かりやすさを重視しての物理的な強さを題材にしており、演出上も映える為、アニメ作品としては良かったと思います。シナリオ上、明確な悪として詐欺師の貝木がとても個性的であり、魅力的なキャラクターであると思います、詐欺師という職業柄、嘘といった所謂偽物であるが質の高い偽物は本物より優れることも...この感想を読む
物語シリーズ第二弾。アニメのシナリオ、シャフトの独自の背景や世界観、内容の濃さ全て満足。喜び、悲しみ、喪失感、ワクワク、ドキドキ、感動などのありとあらゆる感情を味わえる。背景はいつも斬新で、高く積み上がった机など普段の日常でもなかなか目にしないものがあるが、全く違和感なく見れるところがすごい。独自のセリフの言い回しで、言葉使いや言葉遊びみたいなものも、このシリーズ作品の醍醐味であり、楽しみにしているファンも多いのではと思う。全作品から今作品、その他の作品、今現在は映画。それぞれでアニメの中の時間が進んだり戻ったり、前後したりしているので、良い意味では何度でも楽しめるし、悪い意味では予習復習や記憶力が必要である。このような楽しみ方ができる作品には今まで出会ったことがない。単に内容が面白いから。というだけでは終わらない。その後にいろんな楽しみが待っている。今回の偽物語も他のアニメと違い少し...この感想を読む
偽物語化物語の続きの物語主に主人公である阿良々木暦の妹である 阿良々木火憐と阿良々木月火の物語火憐と月火は名前にちなんだファイヤーシスターズという二人組で世の中の為に活動している。ある日火憐のいる学校で噂が出回ったその噂があまりにも気味が悪いものと火憐は月日に内緒で一人でその謎に立ち向かった。だがそれは子供が首を突っ込んでいいものではなかった。敵の本拠地を探し出すのに成功した火憐は潜入するもそこには貝木泥舟という男がいた その男に力で勝てなかった火憐。それを知った阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎとともに貝木のもとへ向かい決着をつけた。後日、阿良々木家にふたりの客 影縫余弦と斧乃木余接と出会う。家のベルを鳴らすと出てきた月火におもむろに攻撃をしたその攻撃で死んだと思った月火だがなんと生きていた。阿良々木暦が事情を聞くと月火は不死鳥 フェニックスだと言われ本物の妹ではないなどとも。阿良々木暦はそんな...この感想を読む
よみがな:あららぎこよみ 生年月日:4月生まれ 年齢(作品時):18 身長:165cm 体重:55kg 性別:男 国籍:日本 所属:私立直江津高校3年生 性格:お人好し トラウマ:ネコ 利き腕:右
よみがな:はちくじ まよい 性別:女 国籍:日本 所属:5年3組 性格:人見知りで言葉遣いは丁寧だが慇懃無礼 特徴:背中に巨大なリュックを担いでいる 声優:加藤英美里 正体:幽霊 命日:母の日 母方の姓:綱手
よみがな:あららぎつきひ ニックネーム:月火ちゃん、小さい方の妹 血液型:B型 身長:156cm 性別:女 国籍:日本 所属:栂の木二中 性格:攻撃的で短期 特徴:和服 部活:茶道部
貝木泥舟
「本物」と「偽物」について。正悪説に絡めた哲学的な発言です。
阿良々木火憐
妹、月日のために死ねるかという主人公の問いに対する答え。
阿良々木暦
妹、月日は偽物(怪異)ということが明らかになった。これまでどおり家族として接していくべきだという暦の理想は、つまり他の家族や月日自身、怪異であることを受け入れるべきだということ。そんな価値観や正義感、理想を他人(妹、月日)に押し付けるなという敵の問いに対する答え。