りぼん掲載当時から読んでました - こどものおもちゃの感想

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漫画レビュー数 3,135件

こどものおもちゃ

4.704.70
画力
4.20
ストーリー
4.60
キャラクター
4.60
設定
4.60
演出
4.00
感想数
5
読んだ人
12

りぼん掲載当時から読んでました

5.05.0
画力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

目次

サナの明るさ

とにかくサナちゃんが明るい。当時の私はどちらかと言えば引っ込み思案。サナちゃんの行動力の高さにはかなり憧れました。いじめは良くないけど、それを表現することはできない私。でも心の中ではこうしたい、と思ってることをサナちゃんがやってくれてました!ハヤマの一言でリンチされてしまったときはホントにハヤマが嫌いでした。笑  ハヤマのときどき見せる影の部分。ちょっと共感もできました。かっこいい、悪ガキ、頭良い。でも影の部分もある、そんな完璧ではない彼がとても好きでした。これは現実でもそんな感じです。笑  

心開くハヤマ

少しずつサナちゃんに心を開いていくハヤマ。お母さんの愛情はあきらかに足りなかった。でも思い出の中では満たされる部分もある。お母さんへの温かい思いに、涙が出ました。小学生の私にも伝わりました。ハヤマとは違い、ママや志村さん、相模くんからたくさんの愛を受けてそだったからこそ、ハヤマに愛を分けてあげられたんだなぁと。私もサナちゃんのように愛を分けてあげたいなぁと、子供ながらに思ったのを覚えています。今、我が子にたっぷりの愛情を注げるのはサナちゃんにお手本を見せてもらったおかげかも☆笑

風花の存在

風花は、サナちゃん目線で見ると良き友達。ハヤマ目線で見ると古い話をネチネチと持ちかけてくる、ちょっと鬱陶しい奴。笑  ハヤマと付き合ったことで、なんてことしてくれたんやと、けっこう嫌いになる。笑  でもやっぱり憎めない。風花のおかげでハヤマは楽しく学校に通えたと思う。性格も明るくなった。その変化がサナちゃん的には辛かったでしょうが。。

小森くん。

目を覆いたくなる回がありました。。ただただハヤマが心配でした。そしてコモリのおばちゃまを嫌いになりました。。「僕は何人も自分を殺してきた」これ、私もこのセリフ読む前から何度か思ってたんです。だからって、親にこんな反抗の仕方はしてはいけませんよね。でも、親子とも一生懸命だったんですよね。。ホントにこの漫画は深く考えさせられる、考えさせてくれる漫画だなぁと思います。

直澄くんのやさしさ

昔からずっとサナちゃんを大好きで、アプローチしてても鈍感なサナちゃんに躱されてしまう。笑 彼の気持ちを押し付けず、近くで見守ってくれたおかげでサナちゃんとハヤマは結ばれたと思います。好きな相手とは、自分が結ばれることを強く願い、表現する。それが普通だとは思います。でも直澄くんのように、相手を一番に考えて尊重する、見守る、応援する。これが本当の愛ですよね。難しいことだと思います。彼に対しても、尊敬できたなぁ。

みんな好き

ホントにこの漫画の登場人物はみんな大好きです。相模くんみたいな彼氏欲しかった。まろちゃん頭で飼いたかった。笑 ママみたいなおバカばっかりしてるようで、きちんと見守ってくれる母になりたいと思った。この漫画に出会えて良かったです。作者さんも大好きです。

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他のレビュアーの感想・評価

漫画が1番!現代版こどちゃは恐怖!?

「こどものおもちゃ」は「人形病」という病気と、感動的なラストが印象的☆筆者はこどちゃファンなので、アニメもすべて見ましたが、アニメとはかなりストーリーが違います。筆者としては、漫画の方が良いと思います。漫画は10巻に内容がギュッと詰まった感じですが―アニメになると、100話以上になり原作のコメディ色が2~3倍になります(^^;さらに、アニメでは1番重要な「人形病になる」という場面がカットされています!アニメとしてテレビ放送する以上は、「人形病」になり、表情をなくすという描写はしない方が良いという判断だったのでしょうか?それなら仕方ありませんが、その結果、感動<面白い という印象が強くなり内容が薄くなった感じがありますね・・・その分、キャラクターとしては1人1人がより濃く描かれている感じなのでアニメはアニメで十分に楽しますよね。「こどものおもちゃ」は少年犯罪・学級崩壊・家庭崩壊などの社会問題を...この感想を読む

4.54.5
  • りなりな
  • 474view
  • 522文字

小花美穂さんの表現力が好きです。

こどものおもちゃは本当に数え切れないくらい何度も読んだ作品です。初めて読んだ時はそのストーリーの面白さにページをめくる手が止まらなくなるのですが、読み返していくうちに登場人物から伝わってくる感情、そして一つ一つの言葉に心が打たれ何度も手が止まりました。登場人物の一人である羽山は口数が少ない男子です。いつも無表情で飄々としている。ですが、紗南に出会い衝突し合う中で心が変化していった羽山は、同じ喋らないシーンでも感情がしっかり伝わってくるんです。いつも感情が無だった羽山の目に嬉しさや愛しさが表れているのです。物語の後半、再び心が荒んでしまった羽山が紗南に偶然出会うシーンがあります。そこでの羽山の目だけの3カット。同じ目なのに、冷え切った心が紗南によって満たされていくのがとても伝わってきます。心の中の言葉として文字にしてしまう作者が多い中、小花美穂さんは絵だけでその感情を伝える描写がとても多い...この感想を読む

5.05.0
  • 千夏千夏
  • 168view
  • 852文字

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