バキ外伝・疵面(スカーフェイス)のあらすじ・作品解説
『バキ外伝・疵面(スカーフェイス)』とは原作監修板垣恵介、作画山内雪奈生による日本の格闘漫画である。2005年から2007年まで秋田書店月刊チャンピオンRED、2014年からは秋田書店別冊少年チャンピオンで発表されている。コミックスは5巻刊行されている。 本作は原作監修を兼ねている板垣恵介の代表作『グラップラー刃牙』シリーズのスピンオフ作品として制作されており、『グラップラー刃牙』シリーズに登場する最強の素手喧嘩師(ステゴロ)花山薫を主人公として物語が進む。また本作は外伝とある通り原作では描かれなかった花山薫のエピソードを中心にほかの組との抗争、そしてその中で現れた因縁の相手グランドマスターとの戦いが描かれる。また同じ系列、同じく花山薫を主人公として描く『バキ外伝 創面』も存在しこちらも原作で描かれなかった花山薫のエピソードが中心であるが高校時代を描いているためバトルよりも高校生活が中心となっている。
バキ外伝・疵面(スカーフェイス)の評価
バキ外伝・疵面(スカーフェイス)の感想
その異常なタフネス・花山
「バキ」シリーズの花山薫スピンオフ作品、「疵面」。このシリーズに本来の主人公である刃牙は出てきません。この作品の主人公・花山薫と、その花山組の姿をメインで描いた作品になります。バキシリーズは本編にも随所にギャグを入れてくるんですが、これは外伝だけあってバリバリです。花山組のヤクザ達が非常にほほえましく、面白く描かれています。若干ネタバレになりますが・・・「何かあったら花火を上げろ」という言いつけどおりに花火を上げた花山組の組員たち。その音を聞いて、悠然といろいろ破壊して脱獄する花山。出て向った先には、病気のお母さんが誕生日プレゼントのクッキーを持って待っていた・・・など。割と微笑ましい話がこのへんは多かったりするので、これはこれでありかなーと思います。巻が進むにつれ、シリアスになってはいきますが・・・。
続きはいつ?
バキの人気キャラの一人、花山薫を主人公に描かれたバキの外伝作品です。バキにおいて花山は人気キャラの一人ではありますが、もちろん主人公ではなく他にも人気キャラクターは大勢いるために彼だけにスポットを当てるというわけにはいきませんでした。その結果、かどうかは知りませんがこのスカーフェイスにおいて以上筋力を誇るヤクザ、花山薫のストーリーが描かれることとなりました。バキ本編においてどの辺りにおけるストーリーなのかは分かりませんが、ヤクザの世界でも異常な存在である花山の活躍を楽しむことが出来る…のですが。残念ながら5巻でしばらく続きが出ておらず、長いこと待ちぼうけとなっています。かなりいいところで中断されているのでこのまま未完になってしまうことだけはさけてほしいのですが…。
花山薫
まず花山薫について、第一印象はとても気持ち悪かったです。全身疵だらけで、でかすぎです。でも、めっちゃ強そうだと思いました。そんなに強くても、人間としてはちゃんとしています。高校時代花山薫の傘下だった人の名前まで覚えていてヒロシとのけんかの後、名前を呼んであげるのは、めっちゃかっこいいです。ただこわいだけじゃなく見ていてかっこいいと思えるようなギャングだったらこの世にいてもいいと思います。この巻を読んでいる人ならたぶん思うことだと思いますが、花山薫が刑務所にいるときの看守の気持ち悪さには、ぞっとします。あの歯といい、あのたたずまいといい、行動といいすべてにおいて気持ち悪く、見ていてイライラしました。
バキ外伝・疵面(スカーフェイス)の登場キャラクター
ナットー・L・ネルーニョ
よみがな:ナットー・エル・ネルーニョ ニックネーム:偉大なる指導者、G.M(グランドマスター、ジーエム) 身長:1m以下 所属:源王会八代目会長、秘密結社「N.O.N」の首領 性格:猟奇的 特徴:低身長、オカマ言葉、歯はない 物語上での目的:花山薫から不死身の因子を見つけ出す、勇次郎のクローン製造計画 出身:アフ...
登倉竜士
よみがな:とくら りゅうじ ニックネーム:レックス 年齢(作品時):17歳 性別:男 国籍:日本 性格:無邪気で温和 特徴:花山薫と同じように顔に大きな傷跡 物語上での目的:痛風による苦痛を紛らわせるため、格闘による痛みを求めて強者を探す 体格:花山薫以上の体格 ファイティングスタイル:巨体に不釣合いなフッ...
花山薫
よみがな:はなやま かおる 身長:191cm 体重:166kg 性別:男 国籍:日本 性格:感情は表に出ないが優しい 特徴:スーツ、メガネ、顔に大きな傷跡 価値観:強くなるために努力するのは女々しいこと 特技:口の中でさくらんぼの茎を結ぶ 好きな食べ物:オムライスやクッキーなどの年相応のもの