女性キャラ考察
伝説の名作
正直こんな超名作について、誰もが納得できるようにまとめられる気がしません。他の作品がめいさくではないとかそういうことではけっしてないんですけれど、荷が重すぎます。
下手なことを言えば叩かれること必至です。なんといっても続々と続くシリーズの第一作、越えられることのない元祖であり、
いまだファンが増えているのですから。すごいのはファンの年齢層が異様に広いことですよね。
年を重ねた方からまだ若い小学生でも熱中できるのはまぎれもない"本物"だからだと思います。
書ける自信がないなら書くなというのはごもっともなので、女性キャラだけに絞って書こうと思います。変態の小童にできることはそれしかないからです。
フラウおばさんの魅力
祖父と母を目の前で失うという過酷な経験をした後にもアムロを支えていくことができるのはすごいですね。
かえって何かしていないと落ち着かないという依存心からくる行動だったのでしょうか。
しかしもともと世話を焼くのが好きな性格であるので、一概には言えません。
アムロがマチルダ少尉に初恋にも近い感情を抱くのに嫉妬する姿はなんともいじらしい。
普段はヒロインらしい勝気な態度の彼女ですが、活躍するアムロを遠く感じて、寂しげにしているのが絶妙に描かれていて
ますます好感度が上がります。恋敵が非常に多いですが、ドス黒い感情を抱かないのが不思議です。
嫉妬心がそれとも思えますが、激戦の続く非日常の中ではすごく可愛らしいレベルですよね。
急にラスト近辺に飛んで申し訳ないですが「あの人は私たちとは違う」と言って、アムロとの距離を正直に認められるのは
彼女の優れた観察力と素直な性格からでしょうか。事実を認めて感情を絡めず発言できるのは勇気が必要で誰でもそうそうできることではありません。
ここに彼女の魅力が集約されているように思いました。
ミライは気が多い女性ですから、フラウの一途さが一層際立ちます。
実戦に参加せずに最後まで手を血に染めないのもまた感慨深い一要素です。しかしこれについて最後まで掌を人の血で染めていない
「普通の女の子」でいてくれたとは何とも言い難い。
戦闘に参加せずとも戦闘に加担しているのであれば、遠かれど殺人に関与していることになります。
否応にも国民が巻き込まれた大戦争では、動員された全国民は殺人に関与しているのか?というのは難しい話ですが
私はそうだと思います。
それも自分の知らないところでではなく、フラウに関しては最終的には自ら望んでごく近いところにいるのですから。
しかし床の間からのんびり眺めているだけであれば、この点は女の子らしいとして片付いてしまうのですかね。
胸まで露わにする全裸のシーンはもう何度見返しても好きです。「あれ、これなんでこんな長いの・・・。」いつまでも続くように思える至福の時。いつ終わるのかという不安が隣り合わせにある一瞬の連続である。
そしてそれがついに途切れた瞬間、我々の心を支配していた緊張感から解放された安心感、なぜもっと
あの時間を大事にできなかったのかと恥ずかしがってしまった自分を悔やむ自己嫌悪、脳内を駆け巡る混沌とした感情に襲われます。
軟弱者!
セイラさんがカイを突然思いっきり平手打ちするシーンは眠かった目も覚めます。「僕もぶってくれ!!」と
変態の本能が騒いでなりません。セイラさんの御姿が画面に現れると我々の奥底に秘められたマゾスティックな感情までもが顔を出します。何度視聴しても胸中穏やかではありません。
わりと頻繁にお兄さんの面影を思い出したりと物語の骨を握っているのが序盤から明らかなセイラさんであり、
自分から独断でガンダムに乗り込んだりと大胆な真似をするおとななおねえさんです。
行動がずば抜けて男前なのに加速Gで気持ちが悪くなったり、わりと泣いたりして、いちいち男心をくすぐります。なんでこんなにキャラの見せ方がうまいのか。唯一文句を言うとするのであれば、女性らしさを演出してくれるのだったらなぜセイラさんを全裸ヌードで見せてくれなかったのか。なぜなのか。フラウをさんざん目で弄んだ視聴者からすればセイラさんのシャワーシーンにも注目してしまうのはごく自然な
ことです。しかし裏切られる期待。「あれ、短い・・・。」
瞬きと瞬きの間に置き忘れた宝物があるかもしれない。再度チャレンジするもやはり、見れない。こんなのおかしいよ!
アニメの中で見てみたかったので残念でしかたがありません。やはり作品内で公式にやってくれることにこそ
最高の需要が生じる気がするので。
おとなな雰囲気を漂わせているのに、実はフラウよりも胸が小さくて云々とかだったならばもう素晴らしいですよね。まあもう雑誌映画で散々騒がれたヌードでそんな妄想しても仕方がないですけれど口の上手なオペレーターですからね。
「あなたならできるわ」なんて涼しい顔してるセイラさん。昨日はあんなに乱れてたくせに・・・!
実は貧乳なセイラさん。本当は気にしているセイラさん。
需要があるのではないでしょうか。
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