肩すかし3回
「行方不明だった息子が見つかって帰ってきたら別人だった」 という設定からして、政府の陰謀がからんでどうのこうの的な展開を予想してたら、ぜんぜん違っていました。 これって実話を元にしてるんですね。しかもほとんどのエピソードが脚色・創作なしということですから、びっくりです。 それだけに、ちょっと欲張っちゃったのかな?と思う節ありです。 劇中、「ここで終わりでいいんじゃない?」って思うポイントが最低3回は出てきます。 ちょっと冗長な印象を受けてしまいました。 あと、個人的には犯人の人物像をもっと掘り下げてもいいんじゃないかと。 結局出来事を追ってるだけなので、どうしてこの子がさらわれることになったのかとか、もろもろの疑問が解消されなくて消化不良気味になってしまいました。 そこはあえて脚色してほしかったです。 あと、ジャパニーズの私には、本物の息子と偽物の息子の区別があんまりつかなかったことは、イーストウッド監督にも予想できなかったでしょうね…
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