真夜中のサバナのあらすじ・作品解説
真夜中のサバナ(原題はMidnight Of The Garden Of Good and Devil)は1997年にアメリカで、1998年に日本で公開されたサスペンス映画。 ジョン・ベレント原作の同名ノンフィクションをクリント・イーストウッドが監督(第20作目)と製作を兼任し映画化した作品である。 (なお、イーストウッド自身は出演していない) 「訣別の街」のジョン・キューザックが主演を務めるほか、「セブン」のケヴィン・スペイシー、「シャーロック・ホームズ」シリーズのジュード・ロウ、イーストウッドの娘であるアリソン・イーストウッドらが共演している。 作品の評価としてはkine noteでは59点、Yahoo!映画では3.43点(星3つ)という結果になっている。 この作品は"アメリカ一美しい町"ジョージア州のサバナにクリスマスパーティーの取材でやって来たジャーナリストが名士の董商が屋敷に出入りしていた青年を殺害した容疑で逮捕されたのを機に事件を取材していくという内容となっている。
真夜中のサバナの評価
真夜中のサバナの感想
実話ならではの退屈さはあるけれど見応えのある映画
実話をベースにしているからこその盛り上がりの少なさこの映画を選んだ理由は、監督がクリント・イーストウッドだったこととケヴィン・スペイシーが出ていたからだ。おまけにジョン・キューザックまで出ているのに、なぜ今まで観ていなかったのだろうと不思議に思いながら観始めた。するとしばらく観た後に、やはり観ていたことに気づいた。ところどころ覚えていたからだ。しかし細かいことはほとんど忘れていたため(衝撃のラストも観るまで忘れていた)最後まで観ることはできた。とはいえ、観たことを忘れる映画である。あんまり期待できないだろうなと思っていたら、意外にもそれほど悪いものではなかった。しかしスタッフロールを最後まで観なくても2時間30分もある。その長さを感じるくらいの退屈さのある映画ではあったけれど、役者たちの深い演技がそのダラダラした感じをひきしめてくれていたように思った。しかしこの話は実話をベースにしたも...この感想を読む
リバタリアンのメッセージは娯楽の衣をまとう
1997年公開のアメリカ映画、クリント・イーストウッド監督、ジョン・キューザック、ケビン・スペイシー主演。一言で言うと、富豪のパーティーを取材に行ったジャーナリストが、殺人事件に巻き込まれる物語。これはアメリカの共和党の一派、リバタリアンの思想がばりばりに含まれてます。みなくちゃいけません、これは心の脳のヒダヒダを心地よく擽ってくれます。ロンポールが出てないってのは何でかなって、笑ってしまいますが、そこはティパーティの親分、映画なんかには出てくれません。ところがイーストウッドは実際にこの町のような処に住んでいるのですよ。ある一定の階級の人々が集まって、死んだ後も飼い犬の散歩を頼めるような昔の古きよき時代に戻ったかの様な隣近所付き合いのある町。この町は自前でガード雇ってますから、町自体に入る時点で検閲を受けないような、まぁ時前で一つ国を作ったとでも言うと良く理解できるかも知れません。クリント...この感想を読む