さわやかエロスな大人の恋愛コメディ
予想外の結末
アラフォーの、恋愛ご無沙汰の「おやじ女子」な主人公が
年下男と同年代の男友達との間で揺れる
ちょっとエッチな恋愛ストーリー。
比較的よくある定番な恋愛ドラマかと思ったけど
ラストは少々驚いた。
え、そっち、選ぶんだ☆
と。
私が今まで見てきたこのテのハナシは、多分だいたい、
久々の恋愛ってこともあり
年下男の新鮮さにいったんは心ときめきお付き合いするものの
ずっと身近にいたゆえに気付かなかった心許せる男友達への恋心に気付き
最後は男友達とハッピーエンド
てのが主流、だったような気が・・・。
でも、この作品は、違った。
年下男、選んだ。
おおおおおーーーー、新しいーーーーー!!!!
と思ったのは私だけだろうか。
最終回まで、「どっち選ぶんだろう??」って 、じらされたよね。
三浦春馬クン演じる「広斗」か
藤井直人サン演じる「凛太郎」か。
どっち選んでもイイ男、なんだもんなー。
なんて贅沢な選択なんだーー(笑)
正直私は今までのドラマの慣習からか、
「凛太郎」を選ぶのかと思ってた。
私自身が、友達から恋愛に発展することが多いから
余計にその快感をドラマに期待してた、ということもあったかも。
でも「桜」は、ときめく心を大切にしたんだね。
それはものすごく共感した。
私も恋愛する時、条件うんぬんの前に
性的にときめく感覚ありき、だもんなー。
それがなかったら、「友だち」の域は超えないもんなー、と。
「桜」は、年齢差に悩みながらも、それも超えて
自分の心に正直に決めた。
そのラストシーンは清々しかった。
おおー、やったね、桜!! って
なんか自分ごとのように嬉しかったのを憶えてる。
さわやかな性的描写
このドラマ、ストーリー自体は平凡な方だと思う。
正直、あんまり話としては後に残ってなくて、
とりたてて何がどう、ってこともない、
と個人的には思うんだけど(すみません)、
やっぱり一番の特徴だと感じたのは、
「ちょっとエッチな大人の恋物語」
がキャッチフレーズだけあって、性的描写が比較的豊富、なんだけど、
これがとてもさわやかに描かれてたこと、かな。
実際、wikipediaによると、
大人の女性の恋愛を描く上で
「エッチな話や行為を避けるのは逆に不自然」であるとして、
リアリティ追求のために必要なものとして多く盛り込んでいる。
また、表現については健康的で明るいコントのようなスタイルを取り、
卑猥(ひわい)さや生々しさを避けるように配慮され、
視聴者が学校や職場などで気軽に話題にできる
テレビ的エンターテインメントの原点を追求している。
とあり、確かに、卑猥さや生々しさを感じさせない印象だった。
むしろ、「恋愛っていいよね♡」って思わせてくれるような
ハートがきゅん♡ とくるような仕上がり。
疑似恋愛体験の効能、かなりあるのでは。
ところで恋愛モノのドラマや映画って、そういう恩恵ってあるよね。
私も過去、一時的にだけど、
恋愛とか異性ってものが一切受け付けられなくなってしまった時期があって
その自分にとって不健全な状態をなんとかしたくて
恋愛ドラマでリハビリさせてもらったことがあったもの。
自分でも、まさかドラマに救われるとは、って予想外だったけど。
久しく恋愛から遠ざかっていた人もこのドラマを見て、
「恋愛したいわ~♡」って思った人は結構いたんじゃないかな、と
思ったり、しました。
俳優・三浦春馬の新たな一面
私はいつも、女優さんでも男優さんでも、
誰か気になる俳優さんができると、その人の出演作品を集中して見る、
という楽しみ方をするんだけど、
三浦春馬さんもまた、そのうちの一人で、好きな俳優さん。
全部とはいわないまでも、主要な出演作品は結構見たけど、
こんなにエロチックでちょっとワイルドな役は
この作品が初めてな気がした。
若いけど幅広い演技のできる俳優さんだなあ、という印象だったけど
フェロモン路線も相当イケるんだな、オイ、と。
だいぶ印象も変わりました。
まあなんせ、エロイです、とても。
それまでのさわやかまじめ路線が一気にはじけ飛びました。
色っぽいけど、でもどこか少年らしいあどけなさもあって
この作品で女性ファン急増したようだけど、そりゃそーでしょう、というカンジ。
それと、なんか猫っぽいんだよね。
甘え上手だけど、気をゆるすとフイっと距離をとって、
かと思えば満面の笑みですり寄ってきたりして・・・
完全に相手の思うツボ(笑)
それまでの三浦クンのイメージはどちらかといえば「犬」だったんですけどね。
この役は完全に「猫」でしたワ。
「猫」好きにはたまらんでしょう。
私も「猫」は別格級に好きなので、まんまと三浦猫にやられちゃってました(笑)
とはいえ三浦クン、なんだかんだで
まじめな役とかシリアスな役が比較的多い気がするから
フェロモン系の役、今後も是非、見たいものだなあ、と
ファンの一人としては願うばかりです。
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