正義とは何か
趣味でヒーローをしているサイタマ。彼の力は強くどんな的でも一発、ワンパンチで倒してしまいます。しかし、そんな強さとは裏腹な彼の晴れない心と生活(と頭皮)………。敵を圧倒的な強さで倒すもまぐれだと言われ不毛…いや、不当な扱いを受けるサイタマ。そして、どんな敵でもあっさりと倒せてしまう自身の力。張り合いのない生活が続きます。そんな彼にも弟子(自称)が出来ます。徐々に彼の力に気づいて付いていく仲間が増えるとサイタマ自信はあまり嬉しそうでは無いものの、私はとても嬉しく感じます。強すぎるからこその悩み、葛藤、そんなものがこの作品から感じ取れます。強い故に感じる虚無感、私には感じることの出来ない感情です。
作品の中ではヒーローになるにはヒーロー協会に入る決まりとなっています。このヒーロー協会を作ったのはサイタマに子供を助けて貰った富豪ですが、この協会を作ってしまったせいで逆にサイタマの立場が悪くなってしまってます。恩を仇で返していてとても残念でなりません。
このような不当な扱いを受けても正義を守り続けるサイタマは本当にかっこいいと思います。いつか彼の望むような生活になったら嬉しいなと思いつつ読んでいきたいと思っています。
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