聖☆おにいさんのあらすじ・作品解説
聖おにいさんは、講談社発行の漫画雑誌モーニング・ツーに連載されている日本の漫画。作者は中村光。 キリスト教と仏教の開祖であるイエスキリストとブッダが世紀末を乗り越え、東京の立川で有給休暇を過ごすというコメディ漫画。アパートをシェアしながらの二人の日常がほのぼのと描かれているが、キリスト教及び仏教の教義やエピソードなどが巧妙に散りばめられ笑いを誘う作品になっている。イエスやブッダのみならず、ペトロやアンデレといったイエスの弟子の十二使徒や仏教の守護神である帝釈天や梵天などが個性溢れるキャラクターで描かれていて、宗教的な知識がなくても十分に楽しめる内容で幅広い人気を集めている。2013年には劇場版アニメとして映画化もされた。イエスは森山未來、ブッダは星野源が吹き替えを担当した。またフランスでは翻訳出版され、宗教を取り扱った作品がどのような反応を得られるのかと話題になったが、キャラクター設定の良さ等が評価されている。
聖☆おにいさんの評価
聖☆おにいさんの感想
弁才天と弁財天
イエスが反抗期になったのかと思ったら親知らずが痛かっただけだったので、抜いてもらおうと歯医者にいったらロンギヌスのメスが出来てしまった話とか、極楽でブッダに梵天さんが近づいて来たらブッダの心情を表す音楽がジョーズのテーマだったりと相変わらずネタ満載で面白い聖☆おにいさんの第6巻です。この巻の中で地味に驚いたのは弁才天さんに関するお話ですね。作中で音楽の神様だと書かれていたので調べてみると確かにその通りで、「弁財天」という金運を意味するような書き方の方が後付けなのだと知りました。なので弁財天の実際の像などではふくよかな女性として描かれていることが多いのですが、弁才天である彼女として考えるとあのスリムなミュージシャン然とした姿も当然のことなのでありますね。
勢い、再来
3巻で感じた失速感が消えて、勢いが戻ったと感じた4巻でした。初心者二人でスケートに行くも、ノリノリになってしまったイエスとは反対に氷像彫りに夢中になって心を沈めるブッダ。イエスのマイルールを持ってしてもかなわなさそうなのは今回もそのままでした 笑バレンタインのイベントを知ってモテモードを意識するイエス。しかし、ブッダへのアナンダの愛ほどに素晴らしいものはなかったようです。麻酔なしで手術なんてしたら!痛くて死んでしまうよ!!と思いながら読んでおりました。でも、ブッダにひかれるアナンダ…少し可哀想ですね。ジーンズ購入では破れた高いジーンズをわざわざ縫い直して履くという聖人らしさに徐々に腹筋を持って行かれました。たしかに、おばあちゃんやおじいちゃんも「なんで破れてるのに直さないの」と言いますものね。年齢は隠せないのですね 笑個人的には映画を見る話が一番ツボでした。ムチリンダ、やっぱりいいやつです。この感想を読む
楽しさ継続中
歯医者の話と、カラオケの話と、ハロウィンの話が好きです。歯医者の話『親知らずんずんずん』では、歯医者と助手がイエスの血に触れたことによって、性格変わってしまうのが面白かったです。カラオケの話『NOMUSIC,NOLIFE』では、カラオケにはまって、延長しちゃう二人が微笑ましいのと、イエスの歌うおふくろさんは、アヴェマリアだというブッダの言葉に爆笑してしまいました。ハロウィンの話『ハロウィン、南京、パンプキン』では、仮想していた二人に子供たちが、十字架を見せると、本業を思い出すイエスにクスっとしてしまいました。楽しさ継続中です。面白いです。