女性にしてよかったんじゃないかな?
深津絵里と常盤貴子という非常に豪華なキャスト!その脇を固めるように陣内孝則や小林聡美などの超実力派のメンバーを加えたこの作品は非常に見応えがある。作品に仕上がっている。元々の原作は男性ばかりのはずなのだが、今作では全て主演が女優に変更されており、漫画を知っている人には良い意味で意外だったはずだ。特に深津絵里の演技が非常に光っている。法律の知識を武器に他の男に圧倒されず逆にどんどん丸め込んで行く様は見ていて気持ちが良いほどであった。また陣内孝則の個性も良い持ち味だろう。元の原作の絵が非常に独特で個性が強い作品なだけに、どのように仕上がるのか見ものだったが良い方向に期待が裏切られるようになっている。さらに、この作品では女優以外にも法律というある種独特な存在が光っていることが優れている。難しい文言をあえて登場させることでドラマの内容に重みを演出し、一種のカリスマ性のような演出がなされていると解釈することもできるだろう。法律の登場自体を視聴者に期待させるような演出そのものがこのカバチタレの持ち味であり、非常に良い役割を果たしている。是非漫画を読んだ上で、この作品を見返し、ギャップを味わってほしい。
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