不安はないよ。ただ…ただ無念だ
財前五郎
理解が深まるドラマレビューサイト
ドラマレビュー数 1,147件
白い巨塔は山崎豊子原作であり、1967年4月8日から7月1日までは毎週土曜22時から23時、7月7日から9月29日は毎週金曜日21時から21時56分まで放送された全26回モノクロのテレビドラマである。韓国でも放送され多くリメイクされている。主人公である財前五郎を俳優の佐藤慶が務め、次期教授の座を一心に狙う野心に燃える男と病院内の普段では知りえないお金の動きや教授争いの裏側などがたくみに描かれている。 この作品が原作の初のドラマ化であり、1978年6月から1979年1月にかけて田宮二郎、1990年の全2回は村上弘明、2003年の10月から12月までの第1部と2004年の1月から3月までの第2部の全21回を唐沢寿明が主演を務めテレビ放映された。また1966年には田宮二郎主演で映画化もされている。田宮が猟銃自殺した際、12~13%であった視聴率が最終回直前回で26%、最終回で31,4%にもは跳ね上がった。
はじめはとても良い人柄のはずだった主人公が医療という難しい世界で自分は最先端にいたい。理想の医療界を創るんだという熱い想いを持って生きていくという内容になっています。医療というのは、生きている全ての人達に必ず関わってくるとても大事な機関です。わたしは、普段から結構病院に通っていますがまだまだわからないことはたくさんあります。その反面、知らなくていいこともあると思います。この作品を見るまではそんなに興味を持っていなかったり知りたいと思わなかったことまで、良い意味でも悪い意味でも病院に対していろんな視線から物事を見られるようになりました。主人公の財前五郎はどんなに汚い手を使ってでもより良い医療を追求していきます。その逆で同僚の里見修二はとてもいい腕と能力を持っているが、間違っていることに対して周りに関係なく自分の意見を突き通そうとする。その姿を見ている財前五郎は自分も昔はそうだったと思うよ...この感想を読む
山崎豊子さん原作のドラマの中でも傑作中の傑作。出演者が本当に豪華でびっくりするほどでした。イメージは、黒の財前医師と白の里見医師がはっきり区別されていて、里見医師役の江口洋介さんの純粋さが際立っていました。財前医師役の唐沢寿明さんはすごくシリアスな演技で恐ろしいくらい気迫が感じられました。医療に対するアプローチは真逆だけど、医師としての志は同じというところが、どちらかがいいとか悪いとか、それだけでは片づけられない内容になっていて、ドラマではあるものの、医療についてかなり考えさせられましたね。医師同士の矛盾や戦いがメインとなっていますが、出演者を見ると女性陣のキャラがすごく濃く豪華なので、かなり見ごたえがあります。もちろん、医師たちの駆け引きや教授になれるかなれないのかを楽しみに見るのは一つですが、妻や娘たちの戦いも本当に面白いのでそちらを中心にして見るとハラハラ感を感じられました。特に...この感想を読む
作品は、白と黒。明と暗。を芸術的に本当に上手に構図のように正確に。寸分のくるいもなく緻密に計算されて撮影されたと思うと、ぞっとするほど素晴らしいものだと思います。主人公の白と黒。主人公の財前。野心にあふれ成功するためには手段を選びません。もう一人の主人公の里見。研究に没頭し成功、野心は患者ありきといった人です。高級マンションに住み派手な妻を持ち愛人と医療について語る財前。狭いアパートに住み妻と子供とつつましい生活をする里見。対照的な二人を主人公にすることで白い巨搭はより白く、白が際立てば黒はより黒く巨搭へ物語は進みます。明と暗白い巨搭で有名な回診。最初は東が財前、他医師、看護師を従え病室を回るが財前に追い詰められ大学病院を追われる事が決まり最後の回診には誰も後ろにはいない描写が印象的。変わって財前が東を塗り替えるかの如く医師、看護師を従え回診をする。エンディングの歌はアメィジング・グレ...この感想を読む
よみがな:はなもりけいこ ニックネーム:けいこ 年齢(作品時):38歳 性別:女性 所属:クラブ・アラジンのママ 特徴:美しく聡明 物語上での目的:主人公の愛人で、主人公が唯一心を開き本音を語れる相手 学歴:女子医大中退 名言:この世には誰からも好かれる人間なんていないものよ。だって誰からも好かれる人間を...
よみがな:あずま ていぞう 年齢(作品時):62歳 性別:男性 国籍:日本 所属:浪速大学医学部第一外科教授 ポリシー:「教え子の誤りは自分の誤り」 特徴:呼吸器外科の権威 価値観:「医者が執刀した患者を往診するのは当然のことであって、別に恐縮することはない」 家族:妻の政子、娘の佐枝子。息子もおり、同じ...
よみがな:やなぎはら ひろし ニックネーム:ヤナ 性別:男性 国籍:日本 所属:浪速大学病院第一外科医局員 性格:院内の情勢に疎いピュアな性格の持ち主 特徴:浪速大学を奨学金で卒業し、外科医療の現場で活躍する財前を尊敬している。 物語上での目的:佐々木庸平のカンファレンスの際に財前の診断に疑問を抱いて...
財前五郎
教授になる為に上だけを見てずっと走り続けて来た財前が末期のガンと知り、里見に心境を打ち明けた時のセリフです
大河内清作
容体の厳しい患者にどう寄り添うべきか、悩み続ける里見に対して。
里見脩二
財前先生が癌になり、里見先生の勤める病院へ治療するようにさとしたが、断られて言った印象深いセリフです。