個性が光ったいい作品。 - 王様のレストランの感想

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ドラマレビュー数 1,147件

王様のレストラン

4.304.30
映像
3.75
脚本
4.75
キャスト
4.75
音楽
4.25
演出
4.25
感想数
2
観た人
4

個性が光ったいい作品。

4.04.0
映像
3.5
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
3.5
演出
3.5

この作品の見どころは何と言っても個性が光ったキャラクターだろう。ギャルソンに松本幸四郎が据えられ非常に見ていて良い落着きがある。何と言っても主人公がギャルソンというのが面白い。またシェフ役の山口智子の演技も非常に魅力的だ。セットの素晴らしさも良い味を出している。レストランの内装だけでなく用意されている小道具の食器類も視聴者にとって喜ばしい演出だろう。毎回登場する素晴らしい料理の数々もこのドラマの中で良い演出をなしていると言えるだろう。どれをとっても非常に食欲をそそる。他にもこの王様のレストラン引き立たせているのは森本レオの声である。どれだけ慌ただしいドラマであっても、どれだけ緊張感を持った後であっても森本レオの語り口調でほのぼのと話されてしまうと思わず肩の力が抜けてしまうだろう。この作品を作った三谷は古畑任三郎での大成功によって自由度が上がったためかこの作品で非常に多くの「実験&遊び」を取り入れていると思う。王様のレストランで見られた演出がこれ以降の三谷作品で散見されることもしばしばでてくるあたりは、この作品が世に出された意味があった作品だったと言えるだろう。古い作品ではあるが、未だに見応えがあるドラマである。

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フレンチレストラン「ベル・エキップ」で起こる華麗な復活劇フレンチレストラン「ベル・エキップ」は先代オーナーが亡くなってからというもの、以前のような活気を取り戻せずにいました。どうしたものかと悩む現オーナー、緑郎のもとに以前レストランでギャルソンを務めていた千石という男があらわれ、厳しくも上手く従業員を指導し、再び懐かしき日のベル・エキップを取り戻すために奮闘します。キャラクター設定が素晴らしいベル・エキップで働く人々は皆大変に強い個性をもっています。個性には、性格や人間性だけでなく能力も含まれます。自分の能力に気づかない者、能力がないと諦めている者、自分には能力がないのを理解しつつそれを誤魔化そうとあたかも有能であるように振る舞う者、わがまま、臆病、見栄っ張り、etc,,,その様々なキャラクター設定から、このドラマを見ると人は必ず誰かに感情移入し、自分を重ねることになると思います。三谷作品の...この感想を読む

4.64.6
  • MIKMIK
  • 768view
  • 2539文字
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