ヤスコとケンジの評価
ヤスコとケンジの感想
特殊な家族愛・恋愛模様に心動かされるコメディー作品
ケンジのヤスコへの愛から受け取れる数々のメッセージこの物語の主軸の一つとなっているのは、ケンジがヤスコに注いでいる惜しみない愛情です。愛情を注ぐあまり、ある点に関してはヤスコに対して大変厳しいのです。まず、勉強に関してはどこの親よりも厳しいと言っても過言ではありません。世の中には"教育ママ"と呼ばれるような、子供にしっかり勉強させる親が多くいますが、ケンジはそうした親御さんとは全く違った見方で勉強を捉えているように感じられます。なぜなら、元暴走族の総長だからです。これまでしっかり勉強をしてきたわけではなく、むしろ学はないと言えます。そして、妹を養っていくために必死で働かなければいけない状況になれば、大変苦労の多い人生となるのは必至です。ケンジの場合は、漫画家として名を馳せることができたから良かったものの、若い頃にしっかり勉強していれば、様々な職業に就くことができたはずなのです。つまり、選...この感想を読む
今までとはちょっと違ったドラマ
こういうのが見たかった!なんていうかコメディ要素が多いドラマって好きなんですよ。ラブストーリーとかももちろん好きなんですけど、たまにクスッと笑いたくなるようなドラマもみたいんですよね(笑)そんな時にやっていたのがこのドラマでした。松岡さんがこの役にはまりすぎててやばかったです(笑)松岡さん自体がちょっとヤンキーな雰囲気を持っているからナチュラルにすんなり入ってきましたね。しかも何が面白いってそこからは想像もできない少女漫画家ってとこなんですよ。見た目からは想像できない乙女な要素を持っているんですね。めちゃくちゃ人気って所もツボでした(笑)恋愛経験もそんなにあるようには見えないのにどこからそれだけのストーリー構成が生まれるのかがものすごく気になりましたね。何より兄妹もののドラマってそんなになかったような気がするんですよね。家族みんなとかはよくありますけど。でもコメディのなかに恋愛模様もあるし、...この感想を読む
「温かいコメディ」である原作を見事に実写化
「般若顔」で激怒する松岡昌宏さんがはまり役ヤスコとケンジの原作は、ギャグ要素をふんだんに取り入れたコメディで、それでいて兄妹の兄弟愛がシリアスに描かれている部分もある、非常に「漫画的」な作品である。普段はそこそこ男前の兄ケンジは、ヤスコを怒るときに般若のお面のような顔になるが、これを一体どう実写化するのかと思いきや、松岡昌宏さんが見事に「般若顔のケンジ」を演じている。ヤスコとケンジのコミックにも、ドラマの撮影現場に見学に行った著者アルコさんが驚くほどケンジに似ていると思ったと記されている。人気アイドルグループの一員である松岡さんが変顔の演技をして大丈夫なのだろうかと思ってしまうほどだが、役柄のケンジが般若顔で怒っても、正義感あふれる妹思いという憎めない役柄であるため、松岡さんの魅力と相まって「かっこいい兄」という相乗効果を出している。原作にはない意地悪役と助言役の存在ドラマでは原作には...この感想を読む