最も好きなマンガ - キングダムの感想

私が好きになるマンガとして、好きな登場人物が多いことが挙げられます。キングダムはほとんどの人物が好きで、その理由として悪者とされる人物もそれぞれ背景があるからだと考えました。作者の原先生は史記をもとにキングダムを描いてますが、逆に残ってないものは想像して描くそうです。よってそれぞれの人物像は原先生が上手く描写しているんだなと感じました。成キョウが嫌いだったのが後に大好きになったのはどの読者も必ず経験すると思いますが、そういったマンガは他にはなかなかないと思いました。また、私は男たちの戦いが好きな一方、女性の弱さを見るのが嫌いで、最初は掃除しかしてない向たちがあまり好きになれませんでしたが、向の芯の強さを知ったときから惹かれるようになりましたし、そういった登場人物それぞれの生き方に対して格好いいと思えることがキングダムの魅力の一つだと思いました。

絵もとても好きなのですが、特に軍隊の兵士一人一人や、装飾や建物などの細かい所まで丁寧なので最初に見たときは驚きました。また、人物によって顔が全く違うのに、すぐ殺されるようなキャラはどんなにすごい肩書きがあってもなんとなく、やられちゃうんだろうなと予想が出来てしまう顔である所も面白く、楽しんで読んでます。甲冑も一人一人違っていて、ハートの甲冑を着ていたキャラを見たときは笑ってしまいました。

今後は成キョウの戦いのときに死ぬはずだった壁の活躍が気になります。