フィールドの花子さんの評価
フィールドの花子さんの感想
出来損ないがサッカーの頂へ駆け上がりきってない
デクの努力の具合は…よくわからず一般的に言って、弱小チームやめっちゃ下手くそがのし上がっていくスポーツマンガの場合、必ず要となる奴がいるか地獄の練習を地道に生き抜いたかのどちらかになりますよね。それがこの「フィールドの花子さん」では主人公デクの下手くそ野郎がすでに体が出来上がっているというオチなのです。デクがへたくそだったのは、せっかく日ごろのトレーニングと祖母からのお使いをこなして鍛えた体をうまく使えていないだけだったことが判明。花っちが憑依してくれなかったら絶対にわからなかったこの事実。デク、よかったね…!がんばってたら幸運は目の前に落ちてくるんだね。実際のところ、こうやって体の使い方を知らずに選手として注目を浴びることなく終わっていく人っているのでしょうか…練習している中で、こいつは使える!ってなればコーチや監督からお声がかかるはずなので、やはり何かしら強みを持っている選手でない...この感想を読む
どうせならてっぺんまで行ってくれりゃーいいのに
本当にがんばったのかがわからないつまるところ、デクは基礎がしっかりしていて応用の効かない、実にもったいない状態であった、ということだ。あとはそれをどう使うか、というスキルの部分で劣っていたために、いつまで経ってもサッカーがうまくならなかった。そこを変えてくれたのが幽体離脱してきた花っち。彼女がデクに憑依してくれなかったら、デクは一生デクのまま、うまくなれずにただ落ちぶれていくだけだったことだろう。ただ、デクが持っていたその体、手に入れるまで本当に大変だったと思う。その過程があまり細かく描かれていないから、使えない木偶だったデクの血のにじむような努力を見せてもらいたかった。また、少し文句を言ってみる。普段習慣としてやっていたことが、いつの間にか体の土台をつくることにつながっていたなんて、そんな無目的に鍛えても自然とそうなってるなんてこと、本当に体を鍛えている人たちに失礼だ。花っちのおかげ...この感想を読む