自分の死を少しでも悟った時どう行動するのか
大学卒業間近のごくごく普通の男の子に、ある日突然訪れた「筋萎縮性側索硬化症(ASL)」という病気。
人口10万人あたり約1~2.5人がかかると言われている難病指定されている病気ですが、症状が進行しても意識はしっかりあるところにこの病気の精神的辛さがあると思います。
進行する病に、心身共にもボロボロになっていく様を、主演の三浦春馬が見事に演じています。
画期的な治療法がない難病と向き合う中で、拓人はその時々の目標を決め、自らの力でそれを実現していく姿には感銘を受けます。
もし自分が拓人の立場だったらと考えたら、拓人ほど強く居れる自信がありません。
回を重ねる毎に、涙なしでは見られなくなってしまいました。
拓人の難病は病が進行する一方で、これまでバラバラだった家族の関係、そして会社までも変えて行きます。
人間誰しも、大切なものは失ってから気づくことが多いです。ドラマ中に出てくる、担当医師の「拓人君は一日一日を積み重ねるように生きています。」
この言葉は大変印象的でした。
自分の死を少しでも悟った時、どう行動するのか、どう自分の生きた証をこの世に残すのか。
生きる覚悟を決めた拓人の瞳には、大変勇気を貰いました。
自分の生き方が分からなくなった時、大切なものを再確認にする時、ご覧になってみてください。
主題歌となっているRihwaの透き通る歌声も、このドラマにぴったりマッチしていると思います。
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