篤姫のあらすじ/作品解説

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ドラマレビュー数 1,147件

篤姫

4.254.25
映像
4.20
脚本
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キャスト
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音楽
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演出
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感想数
2
観た人
4

篤姫のあらすじ・作品解説

篤姫はNHK大河ドラマの第47作目の作品です。原作は宮尾登美子の「天璋院篤姫」、脚本を田渕久美子、プロデューサーを屋敷陽太郎が務め、2008年1月6日から12月14日まで、全50回が放送されました。主演の宮崎あおいは放送開始時に22歳で、大河ドラマの主演としては最年少と話題になりました。 薩摩藩島津の家に生まれ、徳川家に嫁いで第13代将軍徳川家定の御台所となり、家定亡き後も徳川家を守って江戸城無血開城に尽力したというストーリーで、原作と最も異なるのは、小松帯刀を島津時代からの幼馴染として描き、二人の運命を絡ませながら描いたことです。 また、小松帯刀や徳川家定との恋愛描写などが視聴者の心をつかみ、幕末を扱った大河ドラマとしては過去最高の視聴率を獲得しました。また、NHKも反響に応え、本放送中に再放送を組むなど異例のこととなりました。 小松帯刀を瑛太、徳川家定を堺雅人、14代将軍徳川家茂を松田翔太、和宮を堀北真希と、若者に人気の俳優が主要な役を演じたことも話題となりました。

篤姫の評価

総合評価
4.254.25
(2件)
映像
4.204.20
脚本
3.753.75
キャスト
4.254.25
音楽
4.004.00
演出
3.953.95

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篤姫の感想

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女性目線から見た大河ドラマ

どうして「篤姫」に惹かれるのか「篤姫」といえば宮崎あおいの代表作。最初はこんな若い子に大河ドラマは大丈夫かなと思ったけれどもその心配は杞憂だった。篤姫に比べれば知られた女性じゃないけれどもそれでも一年間NHKの大河ドラマの主演を張るのは女優さんにしたら大変な重圧であったであろう「篤姫」以前も女性を主役にした大河ドラマがなかったわけではない。それなりにきっと高視聴率をたたき出していたのだろう。ただ、私が個人的に興味を持って見ていられなかった。年齢的なものもあっただろうが、歴史や時代劇に全く興味を持てなかったのである。「篤姫」以前の大河ドラマは全話通して見たことがない。それなのに、「篤姫」には惹かれるものがあって、集中してみていた。毎週楽しみにしていたといっても過言ではない。やはりこの「篤姫」の人気が高かったことが女性の主役が増えたひとつの要因ではないだろうか。何となく親しみ安いというか、共感...この感想を読む

4.54.5
  • みまこんみまこん
  • 1247view
  • 2024文字
PICKUP

女性であることを誇りに、力強い生き様

女性に視点を変えて、日本人が好む幕末を読む日本人は戦国時代と幕末のストーリーをより好む。多くの混乱の中で権力者たちが自らの命や使命を守って戦い続ける様が、動きのある物語として語りやすいからだろう。武将や将軍、大名といった男たちの生き様がドラマティックに描かれる。大河ドラマを見るとき、私は登場する女性たちの着物に注目する。なかなか着る機会がないため、着物を着ている人への憧れもあるが、どんな着物を着ているかで、その人の身分や年齢を把握することができるからだ。何より、それがどんな戦のような男くさい場面でも、着物を着た女性が登場するだけで華やかに感じる。篤姫は、そんな幕末の女性を主人公として描いた初めての大河である。正直、初めてであるとは意外だったが、大河を演じる時代はどうしても男性がメインで女性が脇を固めていたということだろう。着目する視点を変えた画期的なドラマだった。女性の力強さを表情で物...この感想を読む

4.04.0
  • sakanasakana
  • 274view
  • 2009文字

篤姫の登場キャラクター

島津斉彬

よみがな:しまづ なりあきら 生年月日:文化6年3月14日(1809年4月28日) 身長:181cm 性別:男性 国籍:日本 住まい:薩摩・鶴丸城 所属:薩摩藩主。官位は薩摩守。 ポリシー:慶喜を将軍継嗣とすべし。 特徴:蘭癖(西洋かぶれ) 価値観:開明思想に基づいた藩政改革を行い、西郷ら有為の人材を登用する。西洋列強の脅威...

篤姫

よみがな:あつひめ 生年月日:天保6年12月19日(1836年2月5日) 性別:女性 国籍:日本 住まい:江戸城・大奥。江戸無血開城後、大奥を出てからは一橋邸をはじめ東京の各地を転々とする。 所属:島津宗家の養女から将軍・家定の御台所。 ポリシー:大奥と徳川家は自分が守る。/一方聞いて沙汰するな、 価値観:嫁いだか...

小松帯刀

よみがな:こまつたてわき ニックネーム:尚五郎、帯刀 生年月日:天保6年10月14日(1835年12月3日) 性別:男性 国籍:日本 住まい:薩摩国鹿児島城下 所属:薩摩藩御側用人から家老職。新政府では総裁局顧問に任じられ、外国事務局委任の内定を受ける。 価値観:人を動かすには、力ではなく心。 趣味:薩摩琵琶 物語上...

キャラをもっと見る(4件)

篤姫の名言

一方を聞いて沙汰するな。

篤姫

父・島津斉彬から一橋慶喜を次期将軍にすべく密命を受けて将軍・家定の御台所として大奥に入った篤姫だったが、幼き頃に学ばれたこの言葉を思い出し、実際に一橋慶喜と対抗馬となっている慶福(家茂)の二人に会って自身の目で確かめることにする。その結果、篤姫自身、慶福により好印象を持つことになる。

人の幸せとは地位や名誉まして財産などではなく家族と共に過ごす穏やかな日々の中にこそあるのだと思うておる。

篤姫

人々の本当の幸せは日常の何気ないひとときである

ならば、その人の誇りが傷つけられることはない。傷つけたなどと思うのはあなたの驕りです

お幸

お金のない人へ差し入れを持って行った篤姫が、それを断られ、ショックを受けて他人を傷つけたと悩み、母のお幸へ話すシーン。お幸は、その人は強い人なのか弱い人なのか?と篤姫に聞くと、その人は一家を支える強い人だと答えます。そのときに、お幸が篤姫に諭したセリフです。他人を傷つけたと感傷的になる前に、その人の生き方そのものをまず理解することが大事だと学んだ一言でした。

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