サラリーマン金太郎3のあらすじ・作品解説
サラリーマン金太郎3は、TBS系列の「日曜劇場」枠で2002年1月6日から3月17日にかけて放映されていた全11話のテレビドラマである。1999年から放映が開始された、本宮ひろ志の漫画原作を元にする「サラリーマン金太郎シリーズ」の実写化作品第3部目となっている。 型破りだが誰よりも熱い志を持った主人公「矢島金太郎」と、彼を取り巻く登場人物たちの姿を、高橋克典を始めとしたおなじみの俳優陣達が本作でも熱く演じており、劇中では子供も生まれ、順風満帆な新婚生活を送るかに見えた金太郎が、まさかの不倫の道に誘われるかのような描写や、恩人である大和龍之介(演:津川雅彦)が凶弾に倒れてしまう姿が描かれるなど、前2作以上にハードでスリリングな物語が展開された。 後に続編も制作されているが、シリーズのファンの間では、「このサラリーマン金太郎3を真の完結編にするべきだった」とも云われており、それだけ本作が完成度の高い作品に仕上がっていたことを証明している。
サラリーマン金太郎3の評価
サラリーマン金太郎3の感想
痛快!型破りサラリーマン現る
型破りな元暴走族のサラリーマン金太郎の活躍を描くこの作品。個人的に子供のころ家族そろってみてスカッとしていた記憶がある。金太郎やそれを取り巻く人々の温かさやライバルであるたかつかさの存在感などシリーズを通して楽しめる。原作の漫画を知っている人からすると少々アットホームすぎるのではと感じる人もいるのかもしれないが主演の高橋克典の演技の勢いがそんなものも吹き飛ばしてくれる。なかでも「サラリーマンを舐めんじゃねえ」のセリフを唾をまき散らしながら啖呵を切るシーンは水戸黄門言うもんどころを出すシーンと同じくらいの安定感を感じた。ライバル会社や相手側のバックに暴力団がらみの団体がついていることはお約束。その相手に煮え湯を飲まされながら最後は金太郎の大暴れで悪を退治する勧善懲悪な感じがなんとも癖になり毎回楽しめてしまう。またシリーズを通して金太郎のことを温かく見守る会長役の津川雅彦がなんともはまり役...この感想を読む