神様、もう少しだけのあらすじ・作品解説
神様、もう少しだけは1998年7月7日から9月22日まで、フジテレビ系で毎週火曜日21:00から放送された。ヒット作「ラブジェネレーション」などを手掛けた浅野妙子のオリジナル脚本で、主演は金城武と深田恭子、人気音楽プロデューサーの啓吾とHIVに感染した女子高生の真生とのラブストーリーである。 真生は、人気音楽プロデューサーでミュージシャンの啓吾のコンサートチケットを紛失してしまい、再び購入するための資金を援助交際で得た。そうして行ったコンサートの帰り道で偶然真生は啓吾と出会い、一夜を共にする。そのことが平凡な毎日にうんざりしていた真生と、創作活動に限界を感じ悩む啓吾に一筋の明かりをもたらした。しかし軽傷を負った真生が念のために行った血液検査でHIVに感染していることがわかる。 限りある命の中で懸命にお互いを思う気持ちが切なく描かれた作品である。 また、ストーリーのキーとなる女性歌手役を仲間由紀恵が演じ、話題になった。
神様、もう少しだけの評価
神様、もう少しだけの感想
心に残る名作
時代を反映した作品当時中学生の私は、このドラマに大変な衝撃を受けました。あれから約20年、このドラマを超えるドラマに出会っていない、というほど心に残るドラマでした。まず、このドラマで初めてエイズや援助交際という言葉を知りました。エイズという治ることのない病気があるということ、その病気が援助交際、性行為により感染してしまうということ。当時ど田舎の中学生だった私は、かなり興奮したのを覚えています。当時エイズは世に知れ渡り始めたころで、どういった経緯で感染するのかなど、まだまだわかりませんでした。学校でも少しは学びましたが、実際の例を挙げられるとわかりやすく、通常の生活では感染しないということもわかり、エイズに対する理解も深まりました。未成年での妊娠、というのも時代を反映する内容だったように感じます。都会ではあんなことが起こっているのかと、大きな衝撃を受けました。ドキドキハラハラの禁断の恋現実...この感想を読む
純愛を超えた純愛
勇気のいる決断音楽プロデューサーである石川啓吾は、かつての恋人が亡くなってからというもの、曲が書けずに自堕落な生活を送っていた。そんな啓吾と女子高校生の叶野真生との純愛物語というだけならこのドラマもごくごく当たり前のドラマだと思います。ですが、彼女がHIVつまりエイズに感染しているというのがこのドラマを最大に盛り上げる要素となっています。そして、援助交際という当時かなり問題になっていた話題を取り上げる事で、未成年者への警告という意味もあったのかもしれません。無関心な父親と不倫に走る母親という設定もかなりリアルです。そして、真生が援助交際をした理由も、チケット代が欲しかったからという単純なものでした。性行為はないという男の言葉を間に受けた彼女はホテルに連れ込まれそうになり抵抗します。しかし、日常を変えたいという思いから、一度だけと好きでもない男と性行為をしてしまうのです。でも、こういう女の子...この感想を読む
今の若者に見て欲しい。
これはだいぶ前に放送されたドラマですが、とても考えさせられるものでした。エイズをテーマにした内容です。今の性教育が未熟な若者に見て欲しいドラマだと私は思います。主演の深田恭子さんは、このドラマをキッカケに有名になったと言えるのではないでしょうか。女子学生が好きな歌手のコンサートに行くために援助交際に手を出してしまう。そして、そこでエイズに感染してしまうのです。当時はとてもショッキングな内容だと思い見ていましたが、今大人になってから振り返ると、今まさに必要な内容のドラマではないかと思うのです。今はドラマでも様々な規制がかかってしまう部分があります。でも若者の実態をリアルに描くことも、大事な社会な役割だと私は思います。またドラマでは恋愛模様も描いています。エイズに感染してしまった絶望からどう立ち直るか、愛する人に会ったことで勇気をもらい、前を向いて生きて行く決意をする主人公の姿がとても泣け...この感想を読む
神様、もう少しだけの登場キャラクター
石川啓吾
よみがな:いしかわ けいご ニックネーム:けいご 年齢(作品時):25 性別:男 国籍:日本 住まい:東京 ポリシー:キスでHIVは感染しない 特技:音楽 物語上での目的:主人公 トラウマ:恋人を亡くした
叶野真生
よみがな:かのまさき ニックネーム:まさき 年齢(作品時):17 性別:女 国籍:日本 特徴:どこにでもいる普通の女子高生 好きなもの:啓吾の楽曲 属性:女子高生 髪:ミディアムで肩にかかるくらい 病気:HIVに感染