らきすたが後世に与えたものとは - らきすたの感想

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アニメレビュー数 2,474件

らきすた

4.754.75
映像
4.50
ストーリー
4.75
キャラクター
5.00
声優
4.75
音楽
4.75
感想数
2
観た人
13

らきすたが後世に与えたものとは

5.05.0
映像
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
声優
5.0
音楽
5.0

らきすたとは、ハルヒに続く京アニこと京都アニメーションが作成した人気作品であり、京アニが一発屋でないことを証明した作品でもある。 さてこのらきすた、同じ京アニの作品でもハルヒとは作品の意味合いが大きく異なる。 単純に原作が4コマかラノベか、あるいはギャグかシリアスかというものではなくもっと根源的な部分にある。 それは意図的に男キャラクターが省かれていることだ。らきすたの男性キャラと言えばこなたの父やアニメオリジナルキャラの白石のようにこなたらとは恋愛に発展するはずもないキャラに限って描写される。 ハルヒにキョンや古泉らがいたのとは大きな違いである。 このような作品はらきすたの前にもあずまんがなど前例があったが、本格的に流行りだしたのはらきすた以降であり、有名な作品でいうと「けいおん」や「まどか」などが典型例であろう。 らきすたはハルヒとはまた違った意味で後世に影響を与えた作品なのだ。

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「ストレス」を武器にした「ハルヒ」とストレスを制御した「らき☆すた」2006年に「涼宮ハルヒの憂鬱」をアニメ化して爆発的なヒットを生み出した京都アニメーションは、その翌年この「らき☆すた」によっても社会的現象になるほどの成功を収め、アニメ製作会社としての評価を不動のものとします。しかし、ハルヒのワガママに振り回されたり外部からの敵が襲ってきたりで内外からのストレスがきつく、だからこそそれをはねのけた時のカタルシスが強烈な「ハルヒ」に比べ、「らき☆すた」はそうした山や谷が見えない作品です。好感が持てて可愛らしい女の子たちがワイワイと過ごす見て愛でる作品だと、一見すると思ってしまうかも知れないほど「普通」な感じがします。しかし「らき☆すた」には現在にも通じる独自性のある新機軸がたくさん盛り込まれています。第一に挙げられるのは、作品を見ている視聴者の「ストレス要因」をかなり意識的にコントロー...この感想を読む

4.54.5
  • いえぽぬZいえぽぬZ
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  • 2990文字
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