ドラクエマンガの最高峰 - DRAGON QUEST -ダイの大冒険-の感想

数多く存在するドラゴンクエストのマンガの中でも最高の一作です。 竜の騎士であるダイが、ポップら仲間たちと師の仇でもあるハドラー、そして大魔王バーンを倒すために冒険をする、というストーリーでドラゴンクエストの世界観ではあるもののストーリー的にはほぼオリジナルの展開となっています。 さて、この作品における主人公はダイですが、作品中一番の成長を見せたのは彼の仲間であり親友でもある魔法使いのポップです。 ダイにとっての最初期からの味方ではあるものの、序盤の彼は本当に頼りなくダイたちが強敵と戦っている状況から一人逃げ出してしまうことすらありました。 しかし冒険を続けるうちに成長し己の弱さとも向き合い、時にはダイのために己の身をなげうってメガンテを唱えたり、最後の大魔王バーンとの戦いにおいては諦めてしまいそうだったダイを立ち上がらせる言葉を言ってくれました。 もちろん成長したのはポップだけではなくダイをはじめとした多くのキャラが始めとは違った成長を見せていて、レベルを上げることで強くなるまさにドラクエらしいマンガであると言えるでしょう。