さるのこしかけの評価
さるのこしかけの感想
爆笑エッセイ
旅行記!さくらももこさんが実際に旅行に行った時の感想や起こった出来事を書いている。台湾旅行:台湾旅行で怪しげなジュースを飲み腹痛に見舞われて入院など、起こった出来事は悲惨なのにももこさんの書き口が何とも面白くて、つい吹き出してしまう。のどが渇きすぎて、おかしな味がするジュースを周りの反対もものともせず飲み干してしまい食中毒を起こした台湾旅行。台湾にまで来て入院するももこさん。その付き添いでベットの下で眠る旦那さん。台湾に来てまでなんでそんなことをしているんだろう、という言葉はなんとも哀愁が漂って思わずクスリとしてしまう。インド旅行:インド旅行の際の案内人は大麻さん。おおあさ、と読むらしいがインドで大麻というその組み合わせが露骨すぎて面白い。その偶然のギャグセンスが高すぎてなんて笑いの神に愛された人だろうと思った。それを引き当てるのがももこさんなのだろう。像に乗ったり物乞いにたかられたり...この感想を読む
さくらももこの、エッセイ2作目
「もものかんづめ」に続く、著者にとって2作目のエッセイ本です。私は、これが発売された頃、読んだ事がなく、今のお金持ちになってからのエッセイしか知らなかったので、かなり新鮮でした。前の旦那さんとの出会いもこの本で知りました。それに、このエッセイを書いた頃は、まだ息子のめろん君も存在していなかったんですね!!ずいぶん昔になったんですね。この本で、著者は、「私は宝石を欲しがるような女じゃない」という様な事を書いていたのに、今では、宝石大好きですからね…買い集めてるし。人間どうなるか分かったもんじゃないですね。この本では、まだ、庶民的感覚を忘れていない著者の感性を見る事ができて、親近感が湧きます。「いさお君がいた日々」と、「実家に帰る」が良かったです。じんわりくる話だなと思いました。
ドクダミで…
高校生のl頃、さくらももこの本を読むのが大好きな時期があり、この『さるのこしかけ』も読みました。笑いました。この本ですごいのは、ドクダミで痔を治したことが書かれていたことです。道端に生えているドクダミの葉を摘んで来て痛いところに入れて治ったと書いてて、『もものかんづめ』では水虫をお茶っ葉で治し、今度は痔をドクダミで治してしまったんだなと思うと何だか尊敬してしまいました。本当に感動しました。面白い話もたくさんで笑えて楽しいです。本当に好きでした。小さな頃から観ていた『ちびまるこちゃん』の裏側を見ているような不思議な感覚がたまらなかったです。