あのころの評価
あのころの感想
漫画の元ネタとなった実体験が満載
ちびまる子ちゃんのエピソードの実体験を楽しめるこのエッセイを読むと、この話ちびまる子ちゃんのあの回のエピソードだなぁ、と既視感を感じる。最近のちびまる子ちゃんのアニメは個性的なキャラクターが増えてきたため、キャラを立てる話が多くなってきており、脚本も他の方に委ねられているようだが、当初はアニメも原作に忠実だった。その原作も、架空のキャラや実際のエピソードを面白おかしくさくらさんがデフォルメすることはあったと思うが、概ね体験に忠実であったことが、このエッセイで発覚して大変興味深い。また、漫画より実際にさくらさんが体験したエピソードの方が状況が深刻だったり大恥だったりすることも多く、漫画の後日談のような感覚でも楽しめる。しかし、驚愕するのは、一般的に大人になって、小学3年生のころの記憶を、ここまで鮮明に覚えている人というのは珍しいのではないだろうか。それだけ充実した学生生活を送られていたのだ...この感想を読む
子供時代の感覚を思い出させてくれます。
子供の2〜3時間など、あっという間に経ってしまうという表現が好きです。これは、家庭訪問のために片付け始めるけど、どこから手をつけて良いのかわからないまま、2〜3時間経ってしまったという話なんですが、子供の時あるある話というか、ちびまる子ちゃんの話というか、とてもほっこりして笑える話で大好きです。何でもかんでも、引き出しに入れて、一見綺麗にした部屋を、部屋を見に来た先生に引き出しの中まで見られてしまい、赤っ恥をかいて大笑いでした。ちょこちょこ出てくる、父ヒロシの話も好きです。ふと、どこかで、娘はファザコンなのかなぁと思ったりしました。好きな一冊です。