まる子だったの評価
まる子だったの感想
忘れていた感情を思い出させてくれる作品
前作に続き原作の元になった実体験が満載この作品はシリーズ物で、三部作だと第一作目の「あのころ」で紹介されている。題名が、二作目の「まる子だった」と三作目の「ももこの話」と、一文になっているので、何となく三作全部気になって読みたくなるような趣向になっている。二作目も前作同様、この話はあの回の元になってるんだと、ファンなら興味深く思い出せるエピソードが満載であるが、とにかく掘り下げ方が詳細で、さくらさんは日記でもつける癖があって、一日一日の家族や級友とのやり取り、その時の感情を記録していたのか?と思うほどである。喜びや悲しみが全力だった日々二作目の「まる子だった」の特徴として、基本は原作漫画の元ネタの裏話というスタンスは変わらないが、忘れてしまった感情を思い出させてくれるエピソードが多いという点がある。小学生時代は、喜びや幸福感、悲しみや不安感に対し、誰しも全力だったのではないか。この作品...この感想を読む
さくらももこが、まる子だった頃の話
表紙のフェルトで作られたまる子がかわいいです。後ろにおまけのページもあります。さくらももこが、まる子だった、頃の話。楽しく、サクサク読めます。挿絵も可愛いです。普通の幸せな子供って、こんな感じなのかな、と思いました。(いつもうわの空なのは別として)まあ、両親の離婚の危機があったという不幸もあるにはあるけれど、全体的に読んでいて幸福な感じです。この本のあとがきに、「シリーズ第二弾」と書いてあったが、「何の」なのかが私が読み落としているのか、解らない…第一弾の本はどれなんだろう? そして、この本のあとがき、かなり長いけれど、著者の近況がわかって面白かったです。
1番笑えるかも
『あのころ』『まる子だった』『ももこの話』の3部作の中で1番面白いと思います。授業参観で、授業と出ているノートが違うとか、ボーっとしていて怒られていたエピソードがまる子そのもので、想像して笑えてきます。何だかとっても癒されます。夢見がちな子供時代、ちびまる子ちゃんの漫画やアニメの世界に1番入って行けるのがこの『まる子だった』です。ノストラダムスの予言の話も大笑いだし、アニメのちびまる子ちゃんでその話が放送された後結構話題になったのを思い出したりしながら読みました。こんな友達居たなぁとか、こんなことって子供時代はあるなぁってことも書かれてあって、本当に何だか癒されます。本当に面白いですし。これは特にお勧めの一冊です。