地獄戦士 魔王のあらすじ・作品解説
『地獄戦士 魔王(ヘルズ・ウォリアーまおう)』は集英社発刊の週刊少年ジャンプに1994年中に掲載されたギャグ漫画である。コミックスは全2巻で著者は苅部誠。 劇画チックなシリアスシーンのフリの後、デフォルメされた絵でほのぼのとした結果を描く、ギャップをメインギャグとしていた。 舞台は連載当時の日本で、召喚術師が主人公である地獄の魔王を召喚する所から物語が始まる。 召喚された魔王は、召喚術師と「親子」の契約(洗剤付き)を結び一つ屋根の下で暮らす。魔王という割に世界征服をするわけでもなく(500年後に世界征服をすると言っているが)、むしろ住みよい世の中の実現のために社会貢献をする。 また、学校に通ったり友達を作ったり善良な市民のように生活するが時折、刺客がやってくる。やはり結果はギャグに終わる、実にシュールな漫画である。 先述したとおり、コミックスは2巻しか発刊されていないがコアなファンから未だ根強い人気のある作品である。
地獄戦士 魔王の評価
地獄戦士 魔王の感想
魔王が500年後に世界を征服
知る人ぞ知る、かつて短期間ジャンプで連載されていたギャグマンガです。連載は短期間であったものの私のような一部のコア層には高い人気を得た作品です。田中父造の手によって現代に召還された魔王。彼は魔王らしく父造の前で世界を征服することを宣言します。ただし500年後に。500年の間はポンポコ市でいずれ征服する世界を美しくするために様々にいいことをして街に貢献していくことを決めるのでした。そんな彼は高校に入学し学校の中でもいいことを行っていくのですが、むしろおかしいのはポンポコ市に住む市民たち。クセのある人間ばかりでまともな人間はほとんどいなく彼らと魔王が起こすドタバタギャグが非常に楽しい作品でした。そのため2巻分で唐突に終わってしまったのが非常に残念でありました。