蜘蛛の糸・杜子春の評価
蜘蛛の糸・杜子春についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が5件掲載中です。
各項目の評価分布
蜘蛛の糸・杜子春の感想
名作から新たな発見を見つける!
巨匠・芥川龍之介の文学に触れる誰もが知っている芥川龍之介の名作「蜘蛛の糸」「杜子春」を含む短編集です。芥川龍之介の短編は、学校の教科書でも掲載されていました作品もあり、日本人にとって、馴染み深い作品ではないでしょうか?作品は、10作品掲載されていますが、その話一つ一つが、まったく違った色をなしているかのように、背景も視点も、雰囲気も独自の色を醸し出しています。一人の作者から、これだけの世界観が生み出される作品の素晴らしさを堪能して下さい。また、子供頃に読んでも、大人になってから再度読むことで、違う角度から作品の魅力を感じる事ができます。教訓めいたものが、残る物語ですが、再び読むことにより、人物の奥深さや、本当に大切な物、日々葛藤している弱い気持ちなど、生きていれば誰でも味わう、心の葛藤が描かれています。邪悪なものに立ち向かう心、また邪悪なものは外にも自分の内側にもある、という事を教えてく...この感想を読む