日暮らしの評価
日暮らしについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
日暮らしの感想
1つ1つがいちいち面白い。
「ぼんくら」ではまってしまった宮部みゆきさんの時代物小説。ぼんくらで出てきたメンバーがそのままに、また新しい事件が起こります。上下巻に分かれている本作の上巻ではいつものメンバー、平四郎やお徳、弓之介などはそのままに変わった周りの環境のお話が出てきます。新たに現れた、お徳の商売敵のおみねの無謀な商売の仕方の裏にあるものは?葵の下で働くお六が体験する子盗り鬼への対抗策は?お徳のもとにやってきた料亭をやめようかと悩む男のこれからは?どの章をとっても、いちいち面白いです。ぼんくらで活躍した岡っ引き達も大活躍。悩めるおでこちゃんも健在だし、下巻が待ちきれないです。