枯草の根のあらすじ/作品解説

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枯草の根

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枯草の根の評価

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枯草の根の感想

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江戸川乱歩賞を受賞した陳舜臣のデビュー作「枯草の根」

陶展文は神戸で中華料理店を営んでいるが、もぐりの漢方医でもあった。その患者で、将棋仲間でもある、金貸しの老人が、アパートで殺害された。殺害時、そのアパートには、何人もの人物が出入りしており、捜査は難航する。この殺害された老人は、地元政治家の贈賄収集人も務めており、その関係で殺されたのではないかと、陶展文の拳法の弟子である新聞記者が疑っていたが、そうこうするうちに、第二の殺人が起こるのだった。この「枯草の根」は、江戸川乱歩賞を受賞した、陳舜臣のデビュー作であると同時に、著者のシリーズ・キャラクターとして最も有名な、陶展文のデビュー作でもあるのだ。この時、ちょうど50歳。今では妻の甥が、厨房を仕切り、実際に包丁を振るうこともなく、時々、在留華僑のために、漢方薬を処方するくらいだ。患者でもあった知人の殺害に遭い、かつて諜報機関に勤めた時の血が騒ぎ、謎の解明に乗り出すことになるのだった--------。...この感想を読む

3.53.5
  • dreamerdreamer
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  • 619文字

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