どんなに苦しくても生き延びる努力をしろ
宮部久蔵
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永遠の0の名言集です。現在6件が登録されています。
宮部久蔵
自分の乗る飛行機が被弾したら自爆させて欲しいと言う部下に対して言った言葉
宮部久蔵
自分の乗る飛行機が被弾したら自爆させて欲しいと言う部下に対して言った言葉
永井清孝
主人公から零戦パイロットだった祖父についてインタビューを受けて。
米空母艦長
米艦隊の対空砲火を潜り抜け、空母に特攻した宮部の遺体をみた米空母艦長が放った言葉。
長谷川梅男
戦争体験者の証言を集めた本を出版するために、フリーライターの佐伯慶子が反戦思想を話した時。
大石松乃
夫を失って厳しい生活を続ける松乃の元に通う、大石 賢一郎に、別れを告げても通い続けるという大石に宮部久蔵の話をする。
本作はデビュー作とは思えないほど物語がよく描かれていて、戦争を知る人も知らない人もスムーズに物語に引き込まれていく作品です。終戦を目の前にして特攻で亡くなり、「臆病者」呼ばわりされていた主人公・健太郎の祖父・宮部久蔵という人物がいかなるものかが、読み進めていく内にだんだんと見えてきます。その深みある人間性が判明した途端に涙が流れてしまいました。また、戦争の歴史を知るのにも役立つ一冊で、より歴史を知りたいという衝動にかられてしまいます。戦争を描いた物語で、戦艦や武器の話も多いが、男性のみならず女性が読んでも十分に楽しめる作品だと思います。宮部が妻と娘に対する愛の大きさに大変な感動を覚え、涙が止まらなくなりました。