ゴールデンスランバーの評価
ゴールデンスランバーについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が9件掲載中です。
各項目の評価分布
ゴールデンスランバーの感想
伊坂ミステリ
一人の男が首相暗殺の濡れ衣を着せられていろいろな人に助けられながら逃亡劇を繰り広げていくお話です。物語の構成として現在と過去が交互に話され、その中で共通の人を通しつつ物語が展開していきます。第二部でもう一人の男が現れ真犯人かと思わせるようになっているがそこで話は二十年後にうつりそして事件の真相へと迫ると言う形になっている。しかしその構成があだとなり逃亡の疾走感がややかけているかと思われる。しかしやはり終盤は伊坂の才能を感じさせるところでたくさんのところにちりばめられた伏線が一つの大きな線となり色々な登場人物を巻き込みラストを迎えるところは見ものです!パズルのように作りだされる伊坂ミステリの中でもその特徴が顕著に現れた一冊だと思います。