赤鬼奉行根岸肥前の評価
赤鬼奉行根岸肥前の感想
シリーズ第一弾
もう何冊も「耳袋秘帖シリーズ」を読んで、今更ながらに第一作目を読みました。(図書館にあるものから借りているため、順番がバラバラです)町奉行になったいきさつがわかりました。もうこの時には芸者の力丸と恋人同士だったので、その馴れ初めも知りたかったところです。奥さんのおたかさんもすでに亡くなっています。側近の坂巻弥三郎と栗田次郎左衛門が、今でこそ阿吽の呼吸で動く良いコンビですが、最初は馬が合わない感じだったことも新鮮です。私の好きな長谷川平蔵がたまに引き合いにでてきます。平蔵もまた、奉行の職に意欲を見せていたということが書いてあったので、平蔵の奉行物語も実現していたらさぞや面白いものになっただろうと思いました。