西加奈子のおすすめ作家、山崎ナオコーラを初読
西加奈子と仲良しみたいなので「友達のトモダチ感覚」で読んでみた山崎ナオコーラの作品自体に何の予備知識もない状態で「男と点と線」を読んでみた。西加奈子作品が好きで、「甘い果実」という短編に山崎ナオコーラという作家が登場したり(かなりシュールな話で女性だったはずなのにいつの間にか男性、という実在の山崎ナオコーラとはおそらくかなり違う存在で登場している)、「ダイオウイカは知らないでしょう」という和歌集でゲストで出ていたり、直木賞受賞時のトークショウでトーク相手として指名していたようなので同年代の作家仲間として仲良しなのだ、とは知っていた。いわゆる「加奈子ちゃんの仲良しやったらウチも会ってみたいわ」という感覚で本作「男と点と線」を手に取ってみたのだ。で、「友達のトモダチって最初はすごくしっくりこない」という私が勝手に言っている定説は証明された、と思う。最初の作品、「慧眼」は正直なところ全く自分...この感想を読む
2.52.5
PICKUP