天は赤い河のほとりのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

天は赤い河のほとり

4.254.25
画力
4.75
ストーリー
4.25
キャラクター
3.75
設定
4.25
演出
4.50
感想数
2
読んだ人
8

天は赤い河のほとりのあらすじ・作品解説

天は赤い河のほとりは、篠原千絵によって1995年から2002年にかけて少女コミックにて連載された漫画である。 主人公・鈴木夕梨(ユーリ)は、現代に生きるごく普通の中学3年生。高校受験を終え、ボーイフレンドの氷室とデート中、突然水の中から出てきた謎の手によって連れ去られてしまう。連れて来られた先は古代ヒッタイト。それは、ヒッタイトの皇妃ナキアがユーリを呪いの生贄にするために呼んだものだった。ユーリは、皇位継承権争いや戦争に巻き込まれながらも、戦いの女神"イシュタル"として次第に認知され、成長していく古代史ロマンである。 実在の人物や歴史的出来事とフィクションが織り交ぜられたこの物語は人気が高く、第46回小学館漫画賞少女部門を受賞した。また、2002年に連載が終了したものの、2013年にeBookJapanサイトにおける少女コミック作品の年代別累計売上冊数ランキングにて全世代1位を会得するなど根強い人気を誇っている。 また本作は、ドラマCDや外伝小説も発売された。

天は赤い河のほとりの評価

総合評価
4.254.25
(2件)
画力
4.754.75
ストーリー
4.254.25
キャラクター
3.753.75
設定
4.254.25
演出
4.504.50

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天は赤い河のほとりの感想

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古跡ロマンの代表作

主人公の鈴木夕梨(ユーリ)は、彼氏とデート後家路に向かう途中、水たまりから伸びて来た手により水たまりの中に引きずり込まれてしまう。目が覚めたユーリが目にしたものは紀元前14世紀のヒッタイト帝国の世界だった。皇位継承権争いを企てる皇妃の呪術によりタイムスリップしてしまったユーリは巻き込まれる。呪術を成功させるには、ユーリの命が必要なため執拗に追われる身となった。そのユーリを匿ったのが、皇妃が最も邪険に思っておりまさに呪術を掛けようとしていた男皇位継承の第一有力候補者のカイルだった。事情を察したカイルは、ユーリを匿いつつ元の世界へ戻してやろうと画策する。帰る準備が出来るまで、ユーリはカイルの元で過ごし周りの主従たちとも打ち解けていく。いよいよ、元の世界に帰る準備が出来た時ユーリの為、親身になってお世話をしてくれた主従が皇妃の罠に嵌められ、殺されてしまう。帰ることが出来なくなったユーリは、この...この感想を読む

5.05.0
  • ちずママちずママ
  • 275view
  • 695文字

少女マンガにしては壮大

初めて読んだ時、ん?んん??この設定、この展開…某有名少女マンガ 「王家の●章」のパクりじゃん?…と思ったのが率直な感想。舞台となった国は違えど、古代という時代背景、現代からタイムスリップしてきた少女、神的なポジションとして民衆から崇められる、王子とのロマンス…共通項目挙げだしたらキリがない!もはやオマージュとも言うべきなのかと思うくらい、そっくりなストーリー。圧倒的に違うのはその画力かな。ミステリやサスペンスが得意な作者だから、ただの歴史になぞらえたラブストーリーにせず、結構血生臭い内容も多くて、少女マンガとは思えないくらい生々しい人間模様が描かれている。少コミならではのエロスもモリモリ。笑初めて読んだのは小学生の時だったから、かなり刺激的だったのを覚えてる。大人になったいま読み返すと、まぁドロドロの人間模様…特にナキア皇后の腹黒さは本当にマンガ史上に残る悪女っぷりなのでは?笑あんな腹...この感想を読む

3.53.5
  • mamalilymamalily
  • 265view
  • 724文字

天は赤い河のほとりの登場キャラクター

ユーリ・イシュタル

よみがな:ゆーり・いしゅたる ニックネーム:イシュタル 年齢(作品時):15歳 性別:女性 国籍:日本 住まい:ヒッタイト帝国 性格:まっすぐな性格 価値観:身分に拘らない 特技:剣術、馬術 物語上での目的:戦いの女神として功績をあげる

ザナンザ・ハットゥシ

よみがな:ざなんざ・はっとぅし ニックネーム:ザナンザ皇子 性別:男性 国籍:ヒッタイト帝国 住まい:カネシュ 所属:ヒッタイト帝国カネシュ知事 特徴:榛色の目をした青年 価値観:カイルの理想を共有し、最も信頼されている腹心 特技:剣の腕前 物語上での目的:エジプト王妃アンケセナーメからの婚儀を受けてエジ...

イル・バーニ

性別:男性 国籍:ヒッタイト帝国 所属:王宮書記官 性格:冷静で知略に長けた人物 特徴:ストレートの長髪をポニーテールにした 特技:弦楽器や歌唱に長じており、宴席や旅芸人としての潜入時などにその腕を揮っている。 物語上での目的:カイルの治世に共感し、命を賭して仕えている。 出身:代々元老院議長を輩出す...

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天は赤い河のほとりの名言

身分ってのは上の者が下の者を守るためにあるんじゃないの!? 権力があるならこんな時使わないでいつ使うのよ!!

ユーリ・イシュタル

操られ、ユーリを殺そうとしたティトが不敬罪で処刑されようとしているのを止めた時の名言

国を治めるにはその器量と強い意志が必要なんだ それを失った時地位を失う

カイル

ヒットタイトがミタンニとの戦に勝利した時

王女でも町娘でも国が負けたからって男たちの犠牲になることはない 女王陛下に伝えて!大切なのは王太子殿下だけじゃない 女性がいなくちゃ国は栄えないって

ユーリ・イシュタル

アルザワ王国第一王女のアレキサンドラが、国同士の講和を結ぶため、人質としてヒッタイト軍の総司令官であるユーリ・イシュタルに会いに来た時のユーリのセリフ。

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