妖女伝説のあらすじ/作品解説

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妖女伝説

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妖女伝説のあらすじ・作品解説

妖女伝説は、星野之宣の漫画作品で、週刊ヤングジャンプ誌上にて1979年1号から1980年13号にかけ、不定期で掲載された読み切り全13話を収録しており、単行本として全2巻を刊行している。 今作品は、SFストーリーで、歴史上存在した女性や空の女性を題材に描いており、ローレライの歌、カミーラの長い眠り、月夢(げつむ)、メドゥサの首、女たちの挽歌、砂漠の女王、蜃気楼-ファタ・モルガーナ、日高川、歴史は夜つくられる、ボルジア家の毒薬、アリス、水のアマゾネスの全13話である。 1巻に収録されている砂漠の女王は、古代ローマと敵対したエジプトに君臨するクレオパトラや、ローマから独立し対決したパルミア女王ゼノビア、預言者ヨハネの首を欲したというサロメなどの実在の女性たちを題材にして描いており、3人の女性の運命が点と線でつながる壮大なSFストーリーとなっている。 また、メドゥサの首と日高川は女性の情念を描き、ボルジア家の毒薬は天才・レオナルド・ヴィンチを主人公にボルジア家の興隆と没落を描いている。

妖女伝説の評価

総合評価
4.504.50
(1件)
画力
4.004.00
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.504.50
設定
4.504.50
演出
4.004.00

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妖女伝説の感想

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何度再発行しても買ってしまう、恐るべし妖女伝説

今は少ない短編SF=星野之宣の真骨頂本作は1979年から80年代後半までに発表されたSF短編集だ。私は68年生まれだが、60年代から70年代のSF短編といえばやはり誰しも手塚治虫を上げるだろう。いまだに再編集されコンビニコミックなどでも出続けている。巨匠の名前の力も恐ろしいが、40年前後たっても色あせないが故に「巨匠」なのだろう。同世代では藤子不二雄も意外とSF短編を出しているがこちらも「ドラえもん」もイメージと大きく違っているところなどでフィーチャーされる。どちらもやはり面白いからこそいまだに取り上げられるんだと思う。さて、星野之宣。手塚賞を受賞してデビューしただけあって、日本のSFマンガ界を背負って立つ人に成長していく。本作はまさにその途上、デビューから3年の時期に書かれている。当時は単行本売り上げより雑誌売り上げが重視されていた時代でもあり、今のように50巻くらいは当たり前、10...この感想を読む

4.54.5
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