陰陽師 酔月ノ巻の評価
陰陽師 酔月ノ巻についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
陰陽師 酔月ノ巻の感想
いやな人だと思っていました。
今回はいつもの二人に加え、芦屋道満がよく出てきます。芦屋道満が主人公の話まであります。映画だと、この人は清明と敵対していましたが、本の中だと敵対という風ではないです。かといって仲良しでもないですが。ただ、今作ではちょっと違っていて、実は芦屋道満は根っからの悪い人というわけでもなく、他人に本当に興味がないわけでもなく、そう見えてしまうだけなのではないか、と思いました。そして、清明とも腐れ縁という言葉があうのかな、案外、いい関係なんじゃないかな、と思えます。そしてちょっと好きになります。いつも通りのいつものお話、でもちょっとずつ変化している。ついつい引き込まれていく話でもあります。