死神の浮力の評価
死神の浮力についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
死神の浮力の感想
死神さんは音楽がお好き
娘を殺された小説家、サイコパス、死神平積みされていた文庫本の中で帯に「死神、サイコパス」と書かれた本を発見。ちょうど私がサイコパスの心理に興味持ち始めたところだったので迷わず購入しました。本城って結局、人との交流のなかで、強烈な自分の印象を残したくて殺人をするのだろうか?!って思いました。山野辺が「おまえって誰だっけ?」「名前、なんだった?」と言ったことがトドメのようになって、本城が落ちることになりましたね。あの部分は痛快でした!そしてこの小説でおもしろいキャラクターに出会えました!「死神」!普通、娘を殺害された恨みをはらす復讐劇となれば、読んでいて「怒り」「悲しみ」等の気持ちで埋められ暗い気持ちで読まなければならなかったりすると思うんです。でも、この死神の存在が、読者にとっても、この小説の山野辺夫妻にも、ちょっとした癒し?!というか・・・いい意味で緊迫感を解いてくれてすごく面白かった...この感想を読む