SHAME -シェイム-の評価
SHAME -シェイム-の感想
セックス依存症の男の孤独
この映画の宣伝では、過激な性描写について盛んに言われていましたが、実際それほどではなく、セックスシーンもとてもドライで、いくら女性と寝ても満たされない男の孤独のようなものが巧く描かれていたと思います。映像全体が陰鬱で、主人公ブランドンの心境を表しているようでした。PCの中にはエロファイルばかり、帰宅するや否やエロチャット、そんなブランドンの生活が、彼氏とケンカした妹のシシーが転がり込んできたことで、見る見るうちに崩壊していく。もしかするとブランドンは、妹のシシーに対して近親相姦的な感情を抱いていて、それを認めたくなかったんじゃないのかなという気もします。