ウルトラミラクルラブストーリーの評価
ウルトラミラクルラブストーリーの感想
映画「ウルトラミラクルラブストーリー」を観て
難解な映画の始まり思い切り散らかった部屋で目覚めた青年、陽人(ようじん)が起きだし、外に出て白いシーツをかぶり奇声を発しながら走り出す姿から始まった映画「ウルトラミラクルラブストーリー」を見た時、これは難解な映画に違いないと私の脳みそが感じ取ったのか、初めから理解しようとするスイッチが入ったような気がします。 今までにない、ぶっ飛んだ映画だという評判通りでしたが、最初からスイッチが入ったせいか全身で映画を感じ取る事が出来て、「ウルトラミラクルラブストーリー」は松山ケンイチさん主演の数ある映画の中で私にとって一番印象深く忘れられない映画になりました。 町子先生に一目ぼれ陽人(松山ケンイチ)は子供のように思ったことをストレートに言葉に出し、行動に移します。その素直さを心地よく感じますが、半面自分の醜さを見抜かれているような怖さも感じます。陽人は東京からやってきた町子先生(麻生久美子)に一目...この感想を読む
松山さんの演技を観る価値有
監督が伝えようとしたメッセージはとても共感できるし、松山ケンイチさんの演技はかなり素晴らしい。けれど感じることが出来なかったので、見ている間はメッセージの意味が全く分からず。何でそんなことをしているの?という疑問符でいっぱいだった。その為、鑑賞直後の評価は低かったけれど、色んな方のレビューを見て、あの表現はそういう意味だったのか!と理解してからは、私の中で株を上げた。ただもう少し分かりやすくしてほしい。分かりやすくといえば、全編に出てくる津軽弁もそう。DVDの調子が悪かったせいか、もともとそうなのか字幕が無かった為、松山さんの喋っている津軽弁の意味がほとんど分からない。最初は外国人の設定なのかと思ったほど。その点で評価を少し下げてしまうけれど、松山さんの怪演を観る価値は十分にある作品。
松山ケンイチさんの演技がすごかった!!
まず、この映画の存在を知ったのは、松山ケンイチさんがキャベツと一緒になって土に埋まって顔だけ出てる写真。。いったい何どんな映画なんだろう?!という興味から拝見する事にしました。松山さん演じる陽人は、知的障害を持っている心優しい青年ですが、麻生久美子さん演じる町子に恋をした事で、町子に好かれたい、結婚したい!と思い、たまたま小学生にふざけて欠けられた農薬がきっかけで、普通の青年に変身できるようになる・・。といったストーリー! 一見変わったストーリーに思えますが、町子が抱えている過去の恋人への思いや、その陽人の町子への純粋な思いにより、映画のラストへ向かって究極の愛の展開をしていきます。ラストの町子の笑顔が、始めは理解できませんでたが、よくよく考えると陽人が残してくれたものによって『過去との決別』からの笑顔だったのかともとれました。 とても面白かったです!