世界の終わりと夜明け前のあらすじ・作品解説
異才の威名を持つ漫画家、浅野いにお氏によるマンガ、世界の終わりと夜明け前は人生を必死に生きている人々をあらゆる角度から読み取り、描いた作品である。 夜明け前、超妄想A子の日常と憂鬱、素晴らしい世界などを含めた10編の短編、中編集である。本作は過去に挫折を味わったもの、現代を必死に生きざるを得ない人々を時には感情的に時には皮肉めいた描写にて、描かれている。 マンガという観点を越えた、サブカルチャー的な作品とも言われている本作品は読み手に多くの感情を抱かせる。青春という言葉の背景にある孤独感、愛の裏に秘められた喪失感。そのような感情を静かに描いている本作は、悲観の中にも光をみつけることが出来、誰にでも平等に夜明けが訪れるという、当たり前だが、悲観を目の当たりにしたら忘れがちな小さな希望を、浅野いにお氏の独特の感性により鮮明に描かれており、登場する人々に共感した読者より熱い支持を得ている作品である。
世界の終わりと夜明け前の評価
世界の終わりと夜明け前の感想
よくわからん
なんかサブカル人間のあいだでは評価されてると友人に聞いたので読んだ。正直、よさがわからん。日常を切り取る系の作品なんだとは思うけど、だからなんだ?って言いたくなる感じ。絵も特別上手だとか個性的とは思えない。おかっぱ頭でエレクトロとか聞いて内股でファッションスナップとられてるような感じの人や、そういうのに憧れる人にはおすすめかも。サブカル人間が「自分はこういう芸術をわかりますよ」って顔して読むための作品。こういうなんでもないけど青臭い雰囲気に憧れてんのかなみんな。全体的に、頭のなかで偉そうなこと考えてるけど実際はさえてないって感じの話。